BMW X1は実は買いなのか?不人気理由|真相と魅力

BMW X1の外観
X1は本当に不人気なのか?真実を徹底検証|BMW
「BMW X1は不人気だ」「デザインがダサい」—そんな声をネットで見かけることがあります。しかし、本当にそうなのでしょうか?
BMWのエントリーSUVとして位置づけられるX1は、実は多くの魅力を秘めています。日本の道路事情にマッチしたコンパクトなボディサイズながら、BMWらしい走りの質感を備えたモデルなのです。
この記事では、BMW X1が「不人気」「ダサい」と言われる理由を検証しながら、実はそうではないという真実に迫ります。カーオブザイヤーも受賞した実力派モデルの真価を、徹底的に解説していきましょう。
BMW X1の基本情報とボディサイズ

BMW X1のインテリア
まずはBMW X1の基本情報を確認しておきましょう。X1はBMWのSUVラインナップ「Xシリーズ」のエントリーモデルとして位置づけられています。
BMWでは一般的なSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)ではなく、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼んでいます。これは、よりアクティブに、スポーティにドライブを楽しんでほしいというBMWの思いが込められているのです。
X1のボディサイズ
BMW X1は日本の道路事情にもマッチした取り回しやすいサイズ感が特徴です。現行モデルと先代モデルのサイズを比較してみましょう。
2代目X1(F48型)2015年~
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全長:4,455mm
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全幅:1,820mm
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全高:1,610mm
3代目X1(U11型)2022年~
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全長:4,375mm
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全幅:1,825mm
-
全高:1,535mm
興味深いことに、3代目(現行型)は先代よりも全長が短くなっています。しかし、室内空間は拡大しており、より効率的なパッケージングが実現されているのです。
BMW X1が不人気と言われる理由を検証

BMW X1の走行シーン
ネット上ではBMW X1が不人気と言われることがありますが、その理由とされる点を一つずつ検証していきましょう。
価格は本当に高いのか?
「BMW X1は国産SUVと比べて価格が高い」という指摘があります。確かに、新車価格は約400万円から600万円と、同クラスの国産SUVと比較すると高めに設定されています。
しかし、これはBMWというプレミアムブランドである以上、当然のことでしょう。マツダCX-30やCX-5といった国産SUVと単純比較するのはナンセンスです。
同じ欧州プレミアムブランドのSUVと比較すれば、決して突出して高いわけではありません。
ブランド価値、使用されている素材の質、走行性能など、総合的に見れば適正な価格設定と言えるでしょう。
燃費性能は劣るのか?
X1の燃費性能についても批判の声がありますが、実際はどうでしょうか?
BMW X1の燃費は、他の欧州製ライバル車と比較して平均的な水準にあります。特に最新の2.0リッターディーゼルエンジンを搭載したモデルでは、リッターあたり19.5kmという優れた燃費性能を発揮します。
ガソリンエンジンモデルでも12〜14km/L程度の燃費を実現しており、同クラスの欧州プレミアムSUVとしては標準的な数値です。特筆すべき悪い点ではないと言えるでしょう。
維持費は高いのか?
維持費についても、他の欧州製ライバル車と比較して平均的な水準です。確かに国産車と比べれば高くなりますが、これもプレミアムブランドとしては当然のことです。
定期的なメンテナンス費用は確かに国産車より高めですが、BMWの品質を維持するために必要なコストと考えるべきでしょう。
X1の信頼性と不具合の真実

BMW X1のエンジンルーム
BMW X1の信頼性についても検証していきましょう。「壊れやすい」「不具合が多い」という声もありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
リコール状況
BMW X1のリコール状況を見てみると、X1だけに特化した大規模なリコールは確認されていません。BMWは各国の法規に従い、適切にリコール管理を行っています。
どの自動車メーカーでも、モデルサイクルの中で何らかのリコールが発生するのは珍しくありません。X1が特別にリコールが多いという事実はないのです。
電気系統の不具合
エアコンや電気装備品、バッテリー関連のトラブルについては、モデル形式がFxx/Uxx番台となってからは、発生率が格段に減少しています。
これはBMW全体で品質管理が向上していることの表れであり、X1固有の問題ではありません。他の兄弟車と比べても、X1に特有の不具合傾向は見られないのです。

BMW X1は実は買いなのか?不人気理由|真相と魅力
エンジン・トランスミッション関連
エンジンやトランスミッション関連の不具合についても、X1が特別に問題を抱えているというデータはありません。
特にディーゼルエンジンについては、「オイルメンテナンスを怠ると不具合が発生する可能性がある」という指摘がありますが、これは定期的なメンテナンスを行っていれば回避できる問題です。
基本的に新車や認定中古車を購入し、ディーラーでの定期点検を適切に実施していれば、深刻な不具合に遭遇するリスクは非常に低いと言えるでしょう。
耐久性の実態
「X1は壊れやすい」という声もありますが、他の欧州輸入車やBMW内の兄弟車と比較して、X1が特に耐久性に劣るというデータは存在しません。
実際のX1オーナーからも、特に耐久性に関する大きな不満の声は上がっていません。「X1が壊れやすい」という主張は、具体的な根拠に基づくものではなく、輸入車全般に対する先入観から来ているものかもしれません。
初代X1(F48型)が不人気と言われる具体的な理由

BMW X1 F48型の外観
初代X1(F48型)が不人気と言われる具体的な理由をいくつか挙げてみましょう。
後席の居住性が十分でないという指摘があります。確かにコンパクトSUVとしてのサイズ制約から、後席空間は必ずしも広々とは言えませんでした。
デザインと基本設計
F48型X1はUKL2プラットフォームをベースとしており、やや基本設計が古いという印象を与えていました。また、コンパクトなボディサイズの制約から、スタイリングの自由度も限られていたと言えるでしょう。
さらに、Cピラー位置に配置されたBMWエンブレムに違和感を覚えるという声もありました。これは従来のBMWデザイン言語とは少し異なる要素だったため、伝統的なBMWファンには受け入れられにくかったのかもしれません。
荷室と後席の狭さ
荷室容量がやや限られていたことも、ファミリーユースを考えるユーザーにとっては不満点だったかもしれません。SUVに求められる積載性と実用性の面で、期待に応えきれない部分があったのです。
後席の狭さについても指摘がありましたが、これはコンパクトSUVというカテゴリーを考えれば、ある程度は仕方のない部分でもあります。
乗り心地の問題
20インチホイールを装着した場合、乗り心地が悪化するという声もありました。大径ホイールによる見た目の向上と引き換えに、乗り心地が犠牲になってしまうというトレードオフは、多くの高級車に共通する課題でもあります。
ただし、これらの指摘は、X1を購入する際にあらかじめ承知しておくべき特性であり、必ずしもデメリットとは言えない部分もあります。コンパクトなボディサイズを活かした取り回しの良さや、BMWらしい走りの質感など、F48型X1ならではの魅力も確かに存在していたのです。
初代X1(F48型)の隠れた魅力

BMW X1のラゲッジスペース
不人気と言われることもあるF48型X1ですが、実はさまざまな魅力を持っていました。その隠れた価値を見ていきましょう。
各種カーオブザイヤー受賞の実力
F48型X1は、その実力を証明するように、複数の権威あるカーオブザイヤーを受賞しています。
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「2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤーエモーショナル部門賞」
-
「RJCカーオブザイヤー・インポート」
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「日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー」
これらの受賞歴は、F48型X1が単なる「不人気モデル」ではなく、専門家からも高く評価された実力派であることを示しています。
カーオブザイヤーの審査では、デザイン性だけでなく、走行性能、安全性、環境性能、コストパフォーマンスなど、多角的な視点から評価が行われます。F48型X1はこれらの厳しい審査をクリアし、栄誉ある賞を獲得したのです。
希少性がもたらす所有満足度
街中でよく見かける国産SUVと違い、X1はそれほど頻繁に目にするモデルではありません。この希少性は、個性を大切にするドライバーにとって大きな魅力となります。
他の車と被らない個性的な選択は、所有欲を満たし、愛車への愛着を深める要素となるでしょう。
特に日本の道路事情に合ったコンパクトなサイズながら、BMWならではの走りの質感と高級感を両立させた点は、F48型X1の大きな魅力だったと言えます。
実用性と走りのバランス
F48型X1は、日常使いの実用性と、BMWらしい走りの楽しさを高いレベルで両立させていました。コンパクトなボディサイズながら、十分な荷室容量と使い勝手の良さを備え、同時にBMWらしい走りの質感も失っていません。
特にxDriveを搭載した4WDモデルは、悪路や雪道でも安定した走行性能を発揮し、アクティブなライフスタイルを持つユーザーにとって頼もしいパートナーとなったのです。
2代目X1(U11型)の進化と魅力

BMW X1 U11型の外観
2022年に登場した2代目X1(U11型)は、先代モデルの課題を克服し、さらに魅力を高めたモデルとなっています。その進化と魅力を詳しく見ていきましょう。
2023カーオブザイヤー受賞の実力
U11型X1は、2023年のカーオブザイヤーを受賞しました。これは、新型X1の完成度の高さを証明する快挙です。
審査員からは「SUVとしてのスタイリングと使い勝手の良いサイズ感を両立している」「先進的な装備と走行性能のバランスが優れている」といった高評価を受けています。
ボディサイズと居住性の進化
U11型X1は、全長4,375mm、全幅1,825mm、全高1,535mmというコンパクトなボディサイズながら、先代モデルよりも居住性と荷室容量が大幅に向上しています。
特に後席の広さは、一クラス上のX3と比較しても遜色ないレベルにまで進化。ファミリーユースにも十分対応できる実用性を獲得しました。
それでいて、日本の道路事情や駐車場事情に合わせた使いやすいサイズ感は維持されており、日常使いの利便性も高いのです。
デザインの洗練
U11型X1のデザインは、BMWの最新デザイン言語を取り入れつつも、過剰に主張しすぎない洗練されたものとなっています。
特にフロントフェイスは、キドニーグリルのサイズが適度に抑えられ、バランスの取れたデザインに仕上がっています。サイドビューも無駄のないクリーンなラインで構成され、コンパクトながらも存在感のあるプロポーションを実現しています。
インテリアも大幅に進化し、最新のBMW iDriveシステムやカーブドディスプレイを採用。高級感と先進性を両立させた居住空間となっています。
走行性能の向上
U11型X1は、ガソリンモデルもディーゼルモデルも、十分なパワーと優れた燃費性能を両立しています。特にディーゼルエンジンを搭載したxDrive18dモデルは、力強いトルクと優れた燃費性能で、長距離ドライブも苦にならない走りを実現しています。
また、最新の電子制御技術により、コーナリング性能や乗り心地も向上。BMWらしいスポーティな走りの質感と、日常使いでの快適性を高いレベルで両立させているのです。
BMW X1は本当に「買い」なのか?最終結論

BMW X1の走行シーン夕景
ここまでBMW X1の不人気と言われる理由や、実際の魅力について詳しく検証してきました。最終的な結論を出していきましょう。
X1の真の評価
BMW X1は、ネット上で「不人気」「ダサい」と言われることもありますが、実際には複数のカーオブザイヤーを受賞するなど、その実力は専門家からも高く評価されています。
特に最新のU11型X1は、先代モデルの課題を克服し、デザイン、居住性、走行性能のすべてにおいて大きく進化しています。
「不人気」という評価は、単に販売台数の多寡を基準にしたものであり、車としての本質的な価値を正しく反映しているとは言えません。
ファミリーユースにも適した実力派
特にガソリン・ディーゼルモデル共に、エンジンパワーに不足感はなく、ファミリーユースにも十分対応できる実用性を備えています。
後席空間や荷室容量も、特に最新型では大幅に向上しており、家族での使用にも十分な余裕があります。
また、日本の道路事情に合ったコンパクトなサイズ感は、日常使いの利便性を高める大きな魅力です。
BMW X1を選ぶべき人
BMW X1は、以下のような方に特におすすめできるモデルです。
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コンパクトなサイズ感と取り回しの良さを重視する方
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BMWらしい走りの質感を楽しみたい方
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適度な高級感と実用性のバランスを求める方
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個性的な選択を好む方
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都市部での使用が多いが、時にはアクティブに使いたい方
特に最新のU11型X1は、コンパクトSUVとしての実用性と、BMWらしい走りの楽しさを高いレベルで両立しており、「買い」と言える完成度の高いモデルだと結論づけられます。
最終評価
BMW X1は、不人気でもダサくもなく、特に最新型は「カーオブザイヤーの実力を持つ買いモデル」と評価できます。
日本の道路事情に合ったサイズ感、十分な実用性、BMWらしい走りの質感を求めるなら、X1は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
BMWのXシリーズの中で最もコンパクトなX1は、日常使いの利便性とBMWらしい走りの質感を両立した魅力的なモデルです。「不人気」「ダサい」という評価は表面的なものに過ぎず、実際に乗れば、その真価を実感できるはずです。
特に最新のU11型は、先代の課題を克服し、デザイン、居住性、走行性能のすべてにおいて大きく進化しています。コンパクトSUVを検討中の方は、ぜひ一度試乗してみることをおすすめします。きっと新たな発見があるはずです。
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