2025年ベンツ新型モデル完全ガイド｜EVからAMGまで全価格・スペック・納期を解説
2025年、メルセデス・ベンツは大きな転換期を迎えています。「中間モデルの縮小と高級志向の強化」という新たな経営方針のもと、エントリーモデルのAクラスやBクラスは姿を消し、Cクラス以上の車種はさらなる高級路線へとシフト。そして何より注目すべきは、EVへの本格移行が加速していることです。
この記事では、2025年に登場予定のメルセデス・ベンツ新型モデルを徹底解説。デザイン、パワートレイン、予想価格から納期まで、あなたの次の一台選びに役立つ情報をすべて網羅しています。高級車市場の頂点に君臨し続けるメルセデス・ベンツが、次の時代に向けて放つ新たな矢を、今こそ詳しく見ていきましょう。
メルセデス・ベンツの新戦略：高級路線とEVシフトの加速
2024年の決算発表で、メルセデス・ベンツは今後の方針を明確にしました。「中間モデルの縮小と高級志向の強化」という言葉通り、エントリーモデルであるAクラスやBクラスの廃止が決定。これにより、ブランド全体の価値を高め、より富裕層にフォーカスする戦略へと舵を切りました。
この動きは、単なるモデル整理ではありません。高級車市場での競争が激化する中、メルセデス・ベンツは「真の高級ブランド」としてのポジショニングを強化。BMWやアウディとの差別化を図るとともに、上位市場でのシェア拡大を目指しています。
同時に加速するのが、EV（電気自動車）への移行です。2025年には多くのモデルがEVまたはプラグインハイブリッド（PHEV）仕様で登場予定。これは単なる環境対応ではなく、EVならではの静粛性や加速性能を高級車の新たな価値として位置づける戦略的な動きと言えるでしょう。
2025年に注目すべき5つの新型モデル
2025年、メルセデス・ベンツは5つの主要モデルを新たに発表・更新する予定です。それぞれのモデルについて、デザイン、パワートレイン、価格予想、発表時期などを詳しく見ていきましょう。
CLA：ベンツの未来を象徴するフルモデルチェンジ
CLAは2025年3月14日に正式発表され、メルセデス・ベンツの未来を象徴する一台へと生まれ変わりました。最も注目すべき点は、初めてEVモデルが追加されたこと。内燃機関モデルと電気自動車が同一プラットフォーム上で共存する新たな時代の幕開けとなります。
革新的デザインと最新テクノロジー
新型CLAのデザインは、従来のメルセデスのデザイン言語を大きく進化させたものになると予想されています。特筆すべきは、3ポインテッドスターのLEDライトの採用。夜間の視認性を高めるだけでなく、ブランドアイデンティティを強調する意匠となっています。
内装では、新開発のスーパースクリーンが搭載される予定。従来のMBUXシステムを進化させ、AIによる学習機能や拡張現実（AR）ナビゲーションなど、最先端のテクノロジーが惜しみなく投入されています。
パワートレインと性能
新型CLAのEVモデルは、単一充電で最大792kmという驚異的な航続距離を実現。これは同クラスの競合車を大きく引き離す数値です。
内燃機関モデルも、48Vマイルドハイブリッドシステムを標準装備し、燃費性能と走行性能の両立を図っています。
興味深いのは、AMGバージョンもEVで登場する可能性があること。電気モーターの特性を活かした爆発的な加速性能と、AMG伝統のハンドリングが融合した新たなスポーツモデルの誕生が期待されています。
価格予想と発売時期
新型CLAの価格については、現時点では日本国内の正式価格は未発表です。欧州での予想価格から推測すると、最低でも600万円以上になると予想されています。EVモデルはさらに高価格帯となり、700万円台から始まる見込み。
CLA 250+ with EQ technology：272ps、335Nm、航続距離694〜792km
CLA 350 4MATIC with EQ technology：353ps、515Nm、航続距離672〜771km
日本での納車は2025年後半から2026年初頭になると予測されています。
この価格帯は、従来のCLAが担っていたエントリーモデルとしての位置づけから脱却し、より高級なコンパクトモデルへと進化することを示しています。
Cクラス：高級感を増したマイナーチェンジ
メルセデス・ベンツの主力モデルであるCクラスは、2025年内にマイナーチェンジが予定されていると報じられています。ただし、正式発表はまだされていません。
洗練されたエクステリアと高級インテリア
新型Cクラスのエクステリアは、フロントグリルとヘッドライトに大きな変更が加えられます。特にヘッドライトは、より細長いデザインとなり、LEDの配置も洗練されたパターンに。サイドビューはほぼ変わらないものの、リアバンパーとテールライトが刷新され、より立体的な印象になると予想されています。
最も大きな変化は内装でしょう。新型スーパースクリーンの搭載により、ダッシュボード全体がディスプレイ化。これにより、運転手だけでなく、助手席の乗員も独自のインフォテインメントを楽しめるようになります。素材も上質なものが採用され、ステッチやアンビエントライトなどのディテールにもこだわりが感じられる仕上がりになるでしょう。
パワートレインの進化
パワートレインは、基本的に現行モデルを踏襲しつつも、効率性が向上。特に注目すべきは、プラグインハイブリッド（PHEV）モデルの拡充です。EV走行距離は現行の約100kmからさらに伸び、都市部での日常使用であればガソリンを使わずに済む実用性を実現します。
また、AMGモデルも刷新され、C43とC63の両方がプラグインハイブリッドシステムを採用。特にC63は、4気筒エンジンとモーターの組み合わせで680馬力以上を発揮するモンスターマシンになると予想されています。0-100km/h加速は3秒を切る可能性もあり、スーパーカー並みのパフォーマンスが期待できます。
価格予想と納期
新型Cクラスの価格は、現行モデルよりも上昇し、最低でも800万円以上になると予想されています。発表時期は2025年内と見られていますが、確定情報ではありません。
新型Cクラスの価格は、現行モデルよりも上昇し、最低でも800万円以上になると予想されています。発表時期は2025年内と見られていますが、確定情報ではありません。ただし、人気グレードやAMGモデルは納期が長くなる可能性があり、1年以上待たされるケースも考えられます。
Sクラス：フラッグシップの威厳を高めるデザイン変更
メルセデス・ベンツの最高峰モデルであるSクラスは、2025年にデザイン変更が予定されています。フルモデルチェンジではないものの、フロントグリルの拡大と大型LEDヘッドライトの採用により、より堂々とした存在感を放つ一台になる見込みです。
威厳と優雅さを兼ね備えたデザイン
新型Sクラスの最大の特徴は、拡大されたフロントグリル。これにより、正面からの視認性が高まり、道を譲られやすくなるという実用的なメリットも。ヘッドライトは薄型化されつつも、内部のLED配置が複雑になり、夜間の存在感が増します。
サイドビューは基本的に現行モデルを踏襲しますが、新たなアルミホイールデザインが複数追加される予定。リアエンドも微修正にとどまりますが、テールライトの内部構造が変更され、より立体的な光の演出が可能になります。
最新テクノロジーの結集
内装では、第二世代スーパースクリーンが搭載される見込み。AIによる学習機能がさらに強化され、乗員の好みや使用パターンを学習し、最適な車内環境を自動的に提供します。例えば、特定の時間帯や場所に応じて、空調やシートの設定、音楽の選択などを自動的に調整する機能が追加されるでしょう。
また、自動運転技術もアップデートされ、特定条件下での完全自動運転（レベル3）の対応範囲が拡大。高速道路だけでなく、一般道の一部でも自動運転が可能になると期待されています。
価格と市場投入時期
メルセデス・ベンツの最高峰モデルであるSクラスについても、2025年にアップデートが予想されていますが、正式な発表はありません。
発表は2025年後半、日本での納車開始は2026年初頭を予定。ただし、カスタムオーダーの場合は、仕様によって納期が大幅に伸びる可能性があるため、早めの予約が推奨されます。
GLE：Eクラスの血統を受け継ぐマイナーチェンジ
人気のSUVモデルであるGLEとGLSについても、継続的な改良が期待されていますが、2025年の具体的な発表時期は未確定です。
洗練されたデザインと実用性の向上
新型GLEのエクステリアは、Eクラスのデザイン要素を取り入れた新しいフロントフェイスが特徴。より流線型のボディラインとなり、空力性能が向上します。これにより、高速走行時の燃費と静粛性が改善されると期待されています。
内装では、最新のインフォテインメントシステムが導入され、ユーザーインターフェースが刷新。また、後部座席の快適性も向上し、長距離ドライブでも疲れにくい設計になります。ラゲッジスペースも若干拡大され、実用性が高まる見込みです。
効率性と性能を両立したパワートレイン
パワートレインは、全モデルが48Vマイルドハイブリッドシステムを標準装備。さらに、プラグインハイブリッドモデルが新たに追加され、EV走行距離は約100kmを実現します。これにより、日常の通勤や買い物であれば、ガソリンを使わずに済む実用性を獲得します。
AMGモデルも刷新され、GLE 53とGLE 63の両方がパワーアップ。特にGLE 63は、700馬力を超える出力を発揮し、大型SUVながらスポーツカー並みの加速性能を実現します。
価格予想と納期
新型GLEの価格は、現行モデルよりも上昇し、最低でも1300万円以上になると予想されています。プラグインハイブリッドモデルはさらに高価格となり、1500万円台になる見込みです。
発表は2025年前半、日本での納車開始は2025年秋頃を予定。人気グレードは予約が殺到する可能性があり、早めの検討が推奨されます。
GLS：最上級SUVの装備強化とデザイン変更
メルセデス・ベンツの最上級SUVであるGLSは、2025年にデザイン変更と装備強化が予定されています。特にグリル内部に3ポインテッドスターのドットパターンを採用するなど、より個性的なデザインに進化する見込みです。
存在感を放つエクステリアと最高級インテリア
新型GLSの最大の特徴は、より大胆になったフロントグリル。内部には3ポインテッドスターのドットパターンが採用され、独自の存在感を放ちます。ヘッドライトも刷新され、より精悍な印象に。サイドビューは基本的に変わりませんが、新デザインのアルミホイールが複数追加されます。
内装は、最上級素材の採用範囲が拡大。特に後部座席は、ファーストクラスのような快適性を実現し、オーナー自身が運転せず後部座席で過ごすことも想定した設計になっています。最新のインフォテインメントシステムも搭載され、全席で高品質なエンターテインメントを楽しめるようになります。
パワフルかつ環境に配慮したパワートレイン
パワートレインは、全モデルが48Vマイルドハイブリッドシステムを標準装備。特に注目すべきは、新開発のプラグインハイブリッドモデルで、約80kmのEV走行距離を実現します。これにより、都市部での走行時の環境負荷が大幅に低減されます。
最上級モデルであるGLS 680は、V8エンジンとモーターの組み合わせで800馬力以上を発揮。0-100km/h加速は4秒を切る予定で、2.5トンを超える車体重量を感じさせない爆発的な加速性能を実現します。
価格と市場投入時期
新型GLSの価格は、現行モデルよりも上昇し、最低でも1600万円以上になると予想されています。最上級グレードやAMGモデルは3000万円を超える可能性もあります。
発表は2025年前半、日本での納車開始は2025年末頃を予定。ただし、人気グレードやカスタムオーダーの場合は、納期が大幅に伸びる可能性があるため、早めの予約が推奨されます。
ベンツ新車購入ガイド：納期・価格・グレード選びのポイント
メルセデス・ベンツの新車を購入する際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。特に2025年モデルは高級志向が強まり、選択肢も多様化しているため、自分に最適なモデルとグレードを見極めることが重要になります。
価格とグレードの比較
メルセデス・ベンツの価格帯は、2025年にはさらに上昇する傾向にあります。CLAでも最低600万円以上、Cクラスは800万円以上からとなり、上級モデルになるほど価格は跳ね上がります。
グレード選びでは、標準モデル、AMGライン、AMGモデルの3段階を検討するとよいでしょう。AMGラインは外観と内装がスポーティになるものの、エンジンは標準モデルと同じ。本格的な性能を求めるなら、価格は高くなりますがAMGモデルを選ぶべきです。
また、オプション装備も慎重に選ぶ必要があります。必要なものだけを選ぶと、数百万円の節約になることも。特に、ドライビングアシスタンスパッケージや高級オーディオシステムは、使用頻度と必要性をよく考慮しましょう。
購入時の注意点
納期の確認：人気モデルやカスタムオーダーの場合、納車まで1年以上かかることもあります。早めに予約し、正確な納期をディーラーに確認しておきましょう。また、納期が短い展示車やデモカーの購入も選択肢の一つです。
ディーラーキャンペーンの活用：定期的に行われるキャンペーンを利用すれば、オプション無料や金利優遇などの特典が得られることがあります。年度末（2月〜3月）や決算期（8月〜9月）は特に狙い目です。
リセールバリューの考慮：高級車は減価償却が大きいため、将来の売却も視野に入れた選択が重要です。一般的に、Sクラスやベースグレードよりもスポーティなモデル（AMGなど）の方がリセールバリューが高い傾向にあります。また、珍しい色や極端にカスタマイズされたモデルは売却時に不利になることも。
競合車種との比較：BMW・アウディとの違い
高級車市場では、メルセデス・ベンツの他にBMWやアウディが強力な競合となっています。各ブランドには独自の特徴があり、どれが最適かは個人の好みや使用目的によって異なります。
BMWとの比較
3シリーズ vs メルセデスCクラス：BMWの3シリーズはスポーティな走りに重点を置いており、ドライバー志向の設計が特徴。一方、メルセデスのCクラスは快適性と高級感に重点を置いています。ハンドリングを重視するなら3シリーズ、乗り心地と内装の質感を重視するならCクラスがおすすめです。
X5 vs メルセデスGLE：BMWのX5はオンロード性能に優れ、スポーティな走りが魅力。メルセデスのGLEは乗り心地の良さと静粛性に優れています。また、2025年モデルでは、GLEのプラグインハイブリッドシステムがX5よりも長いEV走行距離を実現する見込みです。
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アウディとの比較
A6 vs メルセデスEクラス：アウディのA6は最新テクノロジーと洗練されたデザインが特徴。メルセデスのEクラスは伝統的な高級感と快適性に優れています。テクノロジー重視ならA6、クラシックな高級感を求めるならEクラスが適しているでしょう。
2025年モデルでは、メルセデス・ベンツがEVシフトを加速させる一方、BMWやアウディも独自のEV戦略を展開。特にBMWのiシリーズとアウディのe-tronシリーズは、メルセデスのEQシリーズと激しい競争を繰り広げることになるでしょう。
まとめ：2025年ベンツ新型モデルの展望
2025年のメルセデス・ベンツで確実に言えることは以下の通りです：
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CLAが3月14日に正式発表済み、EV版は最大792kmの航続距離を実現
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A/Bクラス廃止と高級志向の強化が確定
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EVシフトの加速が進行中
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GLEはEクラスに似たデザインとなり、プラグインハイブリッドモデルを追加
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GLSは3ポインテッドスターのドットパターンを採用した個性的なデザインに
一方で、多くのモデルの2025年発売時期や価格については予想段階であり、正式発表を待つ必要があります。
高級志向の強化とEVシフトという2つの大きな流れの中で、メルセデス・ベンツは2025年、さらなる進化を遂げようとしています。価格は全体的に上昇傾向にありますが、それに見合う価値と魅力を提供してくれるでしょう。
購入を検討されている方は、モデルやグレード選びだけでなく、納期や将来のリセールバリューなども考慮した上で決断することをおすすめします。そして何より、自分のライフスタイルや価値観に合ったモデルを選ぶことが、長く愛車として付き合っていくための秘訣です。
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本記事の価格や発売時期の多くは予想に基づくものです。正確な情報については、メルセデス・ベンツ日本の公式サイトまたは正規ディーラーにお問い合わせください。
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