SUV中古市場の供給過多が価格に与える影響|買い時を見極める方法

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中古SUV市場の供給過多とは何か

SUV中古市場の供給過多が価格に与える影響|買い時を見極める方法

最近、中古車市場を眺めていると、輸入SUVの価格が驚くほど下がっている。

特にジープ・コンパスのような輸入コンパクトSUVは、新車時価格の半額以下で取引されているケースも珍しくありません。2022年以前の前期型モデルが100万円台から数多く出品されており、走行距離5〜6万kmでも200万円以下で取引されている例が多く見受けられます。新車時価格が479万円〜545万円であったことと比較すると、急激な価格下落です。

この現象の背景には「供給過多」という市場メカニズムが働いています。中古車市場では、需要と供給のバランスが価格を決定する最も重要な要素となります。供給が需要を上回ると価格は下落し、逆に供給過多の場合は価格が上昇する。輸入SUVは比較的手に入れやすいエントリーモデルであることから、一定数の販売実績があり、結果として中古市場に多く出回ることになります。

中古SUV市場の供給過多と価格変動のイメージ

さらに、2025年の中古車市場全体を見ると興味深い動きが見られます。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会のデータによれば、2025年の中古車登録・届け出台数は前年比0.2%減の648万7868台となり、3年ぶりのマイナスとなりました。

出典日本経済新聞「2025年中古車登録・届け出、3年ぶりマイナス 取引相場は高値で推移」(2026年1月)

輸入SUVの価格が急落する3つの理由

輸入SUVの中古価格が急激に下がる理由は、単純に供給が多いだけではありません。

維持費の高さが購入者を遠ざける

輸入車特有の「維持費の高さ」と「修理リスク」が、中古市場での需要を抑制しています。ジープコンパスは電装系部品にトラブルが多いとされ、オルタネーターやエアコンコンプレッサーなどが5万km前後で故障するケースが報告されています。修理には部品代+工賃で10万円以上かかることもあり、国産SUVに比べて負担が大きいため、需要が伸び悩む傾向にあります。

電装系トラブルについては、タッチパネルナビが反応しなくなる、バックカメラが映らなくなるといった不具合も散見されます。燃費性能も課題で、都市部では8〜10km/L、高速道路では12〜14km/Lとされており、トヨタRAV4の実燃費(13〜16km/L)やホンダヴェゼル(15〜18km/L)に比べて見劣りします。

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リセールバリューの低さが価格を押し下げる

ジープコンパスは「リセールバリューが低い」ことでも知られています。3年後の残価率は約40〜45%程度とされ、トヨタ・ハリアー(約60%)や日産・エクストレイル(約55%)と比べて明らかに低い水準です。このため、下取りや買取時の価格が上がりにくく、売却を前提にした購入層からの人気が限定的となります。結果として市場価値が下がりやすく、価格も安定しにくくなるのです。

リセールバリューの低下を示すSUV価格推移グラフのイメージ

故障リスクへの不安が需要を減少させる

米国のJ.D.パワーによると、ジープブランド全体の初期品質評価(PP100)は2023年の調査で100台あたりの不具合件数が180件超となっており、トヨタの163件、ホンダの167件よりも多い結果となっています。ただし、故障の多くは電装系の不具合に集中しており、エンジンやトランスミッションのような駆動系トラブルの報告は少数で、メカニカルな信頼性は比較的高いとされます。

こうした故障リスクへの懸念が、中古市場での買い手の意欲を削ぎ、売却時の価格に悪影響を与えています。購入後の使用において、ナビゲーションの誤作動やセンサー類の警告表示など、細かな電装系の不具合が散見されます。これらは致命的な故障ではないものの、頻発するとストレスになります。

中古車市場全体の動向から見る買い時

中古車市場全体の動きを理解することで、最適な購入タイミングが見えてきます。

2025年11月における自動車登録台数の推移を見ると、新車登録台数は前月比93.6%、中古車登録台数は81.9%とともに減少しました。新車に関しては、例年11月は10月と比べて減少する傾向にあり、今年も例年通りの推移を見せています。中古車に関しても、10月から11月にかけて減少しており、こちらも例年通りの動きと言えます。

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興味深いのは、中古車オークション運営のユー・エス・エスによると、2025年10月には成約車両単価が130万5000円と過去最高を更新し、12月の成約車両単価は前年同月比11%増の125万2000円と4カ月連続で前年同月を上回ったことです。競売価格は通年で高値が続いています。

中古車オークション会場での取引風景のイメージ

日本の中古車はメンテナンスが行き届いており、状態の良さから海外需要が強い。新車購入から5年目にある2回目の車検前に車を乗り換える消費者が多い。5年前の2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により新車販売が落ち込んでいました。「5年落ち」の中古車が不足していることも価格高騰の要因となっています。

供給過多を活かした賢い購入タイミング

供給過多の状況は、購入者にとってチャンスでもあります。

季節要因を考慮した購入時期

買取相場は季節によっても変動します。例えば、春や夏は新生活やレジャーシーズンに向けて車の需要が高まるため、相場も上昇する傾向があります。一方、冬場は需要が減少し、相場もやや低下することが多いです。また、冬タイヤや四駆の需要が増える冬季には、これらの車種の買取相場が上がることがあります。

最適な売却タイミングは、需要が高まる春や夏が一つの目安です。また、ボーナスシーズンや新年度の始まりなども需要が増える時期ですので、このタイミングでの売却を検討すると良いでしょう。さらに、車検が近づく前に売却することで、車検費用を節約しながら高値で売ることができます。

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走行距離と年式のバランスを見極める

ジープコンパスの買取価格は、年式やグレード、走行距離によって大きく異なります。2024年式(走行1万km以内)は約320〜386万円、2022年式(走行1〜2万km)は約260〜300万円、2020年式(走行5〜6万km)は約120〜200万円、2017年式(走行6万km以上)は約64〜130万円となっています。

中古SUVの走行距離と価格の関係を示すイメージ

特に「リミテッド」や「ロンジチュード4×4」など、装備が充実しているグレードは評価されやすく、買取価格が上がる傾向にあります。一方、「スポーツ」グレードは装備がシンプルな分、買取額も控えめです。

メンテナンス履歴の確認が必須

購入を検討する際には、メンテナンス履歴や保証内容を確認し、将来的な維持費を見積もることが重要です。ジープでは「メンテナンス・パッケージ」や「延長保証プラン」が用意されており、これを活用することで高額な修理費のリスクを軽減することが可能です。また、定期的な点検やメンテナンスを怠らないことで、故障リスクを最小限に抑え、長期間にわたってジープコンパスを快適に使用することができます。

リセールバリューを考慮した中古車選びのポイント

将来の売却を見据えた賢い選択が、長期的なコスト削減につながります。

リセール価格に影響を与える要素として、ボディカラーや走行距離も重要です。中古市場では「ヴォーカルホワイト」や「ブリリアントブラッククリスタル」の人気が高く、その他のカラーよりも数万円〜十数万円高く評価されることがあります。また、走行距離が2万km以下の車両は「低走行車」としてプレミアがつきやすく、同年式の中でも高値で取引されるケースが多いです。

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査定前に洗車や車内清掃、軽い消臭対策を行うことで、見た目の印象を改善し、数千円〜数万円程度査定額がアップすることがあります。また、整備記録や取扱説明書、スペアキーの有無もプラス査定に直結します。複数の買取業者に相見積もりを取り、競合させることで査定額がアップすることも多いため、一括査定サイトの活用も有効です。

デザイン性への満足度は非常に高く、ジープブランド特有の7スロットグリルと丸型ヘッドライトは、無骨さと上品さを両立しており、街中でも目を引く存在感があります。安全性能や装備の充実も好評で、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備が標準搭載されています。

供給過多の中古SUV市場は、購入者にとって有利な状況が続いています。維持費やリセールバリューを考慮しながら、自分のライフスタイルに合った一台を見極めることが、後悔しない中古車購入の鍵となるでしょう。

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