ボルボは買ってはいけない?初心者が知るべき魅力と注意点【後悔しないために】
はじめに
外車に興味があるけれど、「ボルボは買ってはいけない」という噂を聞いて不安になっていませんか?
安全性能や北欧デザインに惹かれる一方で、維持費の高さや故障の心配から購入を迷っている初心者の方も多いでしょう。
確かにボルボは高級輸入車ならではのメリット・デメリットがあり、何も知らずに買ってしまうと「後悔した…」と感じる可能性もあります。
本記事では、ボルボの魅力とともに、購入前に知っておくべき注意点を網羅的かつ分かりやすく解説します。
維持費や修理費、部品調達の難しさ、リセールバリュー(中古で売る際の価値)といったお金の話から、車種ごとの特徴、故障やトラブルの事例、実際のオーナーの声まで徹底的に深掘りします。
また、ボルボを選ぶ人の特徴やボルボに乗る女性の評判についても触れ、初心者の疑問や興味にもしっかり答えていきます。
読み終えれば、自分にとってボルボは本当に買ってはいけない車なのか?を判断する材料が揃い、安心して次のステップに進めるはずです。
それでは、ボルボの世界を一緒に見ていきましょう。
ボルボの魅力と購入前に知っておくべき注意点
まずは、ボルボというブランドが持つ魅力と、買う前に知っておきたい基本的な注意点を整理してみましょう。
● ボルボの魅力:安全性能と北欧デザイン
ボルボ最大の魅力は何と言っても世界トップクラスの安全性能です。
創業以来、安全を最優先してきたボルボは、3点式シートベルトを世界で初めて実用化したメーカーとしても有名です。
現行モデルにも、歩行者検知機能付きの自動ブレーキ(City Safety)や全車速追従のクルーズコントロール(Pilot Assist)など先進の安全技術が標準搭載されており、事故を未然に防ぐ性能に定評があります。
各種衝突テストでも常に最高評価を獲得しており、家族を守る車として高い信頼を得ています。
また、洗練された北欧デザインも魅力のひとつです。
シンプルで上質なエクステリア、天然木や本革を用いたインテリアは落ち着きがあり、大人の雰囲気を醸し出します。
外観は派手さこそないものの、その分飽きが来にくく長く愛せるデザインです。
他人と被らないおしゃれな車に乗りたいという方にもボルボはぴったりでしょう。
ドイツ車ほどギラギラしておらず、それでいて高級感はしっかり備えている絶妙なバランスが、多くの人を惹きつけています。
● 購入前の注意点:高額な車両価格と維持コスト
そんな魅力的なボルボですが、購入前に押さえておくべき注意点もあります。
まず車両価格の高さです。
ボルボは高級車に位置づけられるため、新車価格はエントリーモデルでも400~500万円以上、SUVや最上位モデルでは700万~1000万円超えも珍しくありません。
購入時にはまとまった資金が必要で、ローンを組むにしても毎月の支払い負担は大きくなります。
一般的にクルマの購入費用は年収の約3割以内が望ましいと言われますが、ボルボの場合、新車価格帯を考えると年収600万円以上が一つの目安とも言われます。無理なく維持するにはそれくらい収入があった方がいいという感覚ですね。
さらに見落とせないのが維持費の高さです。
詳細は後述しますが、輸入車ゆえにメンテナンス費用や部品代が国産車より高額になる傾向があります。
例えばオイル交換1回で2万円前後、タイヤ4本交換で8~10万円かかることもあります。
また定期点検や車検(日本の法定点検)でも10万円以上の費用を覚悟しておいた方が良いでしょう。
購入後も継続的にお金がかかる点は初心者にとって大きな不安材料です。
● ディーラーやアフターサービスにも要注目
加えて、日本国内のボルボ正規ディーラーの数はトヨタやホンダなどに比べると限られています。
都市部以外では店舗が近くになく、点検や修理のたびに遠方まで足を運ぶ必要があるケースもあります。
アフターサービスに関しても、「販売店によって対応品質に差がある」という声があり、後ほど紹介するように対応の悪い店舗に当たってしまい後悔したという例も見受けられます。
もちろん全てのディーラーが悪いわけではなく、親切で丁寧なところも多いですが、購入前に最寄りのディーラーの評判を調べておくことは重要と言えるでしょう。
以上のように、ボルボは安全・デザインといった魅力と同時に高額な購入費用・維持費やディーラー網の少なさといった注意点を持つ車です。
万人におすすめできる車ではありませんが、ライフスタイルや価値観によっては最良の相棒になり得るのも事実です。
次章から、具体的な理由やポイントをさらに詳しく見ていきましょう。
維持費・修理費の高さと部品調達の難しさ、リセールバリューにも注意
ここでは、ボルボのお金にまつわる現実について掘り下げます。
維持費や修理費はどれくらいかかるのか、部品交換の大変さ、中古市場での評価(リセールバリュー)はどうなのか、といった点です。
● ボルボの維持費・修理費はなぜ高い?
ボルボに限らず輸入車全般に言えることですが、メンテナンス費用は国産車より割高になる傾向があります。
主な理由は2つ、部品代の高さと作業工賃の高さです。
ボルボ車は安全性や耐久性を高めるため高品質な部品を使っている反面、国内在庫が少なく取り寄せになることも多いため部品単価が高めです。
例えばブレーキパッドやエアフィルターひとつとっても、トヨタ車なら数千円のところがボルボでは倍以上するケースもあります。
また、修理や点検を依頼するディーラーや専門工場でも、輸入車の整備には高度な知識や専用ツールが必要なため、作業料金(工賃)が国産車より高く設定されていることが一般的です。
具体例を挙げると、オイル交換はボルボ指定の高性能オイルを使うこともあって1回2~3万円程度かかります。
タイヤ交換もSUVモデルだと大径サイズになるため、4本で10万円近くになることも珍しくありません。
バッテリーもアイドリングストップやハイブリッドシステム搭載車では特殊な規格のものを用いるため高価です。
さらに、故障して電子部品やセンサー類の交換となると1箇所直すだけで数十万円請求…というケースもあります。
例えば「ABSセンサーが故障して交換に20万円かかった」「エアコン周りの修理で15万円以上かかった」といった体験談もオーナーから聞かれます。
こうした高額な出費が発生し得るのがボルボを含む輸入車の維持の難しさです。
加えて、修理に時間がかかりやすい点も知っておきましょう。
必要な部品が国内に在庫なく取り寄せになると、部品待ちで数週間車が使えないということも起こります。
代車を長期間借りる羽目になり、不便さを感じるケースもあります。
特に生産終了モデルや希少グレードのボルボだと部品入手がより難しく、思わぬ時間とコストがかかる可能性があります。
● リセールバリュー(中古価値)は低め
ボルボは中古車市場での値下がりが大きいことも指摘されています。
新車購入後の価格下落率(減価償却)が国産車より大きく、3年経つと新車時の50~60%程度の価格になってしまう場合が多いです。
人気のSUVモデルであっても、トヨタやレクサスと比べると中古での需要が限られるため、比較的早く価値が下がります。
これは裏を返せば中古で安く買えるというメリットでもありますが、新車で買って短期間で手放すような場合には大きな損になりやすい点に注意が必要です。
例えば500万円で購入した車が数年後には250万円程度の査定額に…ということも十分あり得ます。
特にボルボはモデルチェンジサイクルが比較的短く、次々と新しい安全装備や電動化技術が導入されるため、古いモデルの価値が目減りしやすい傾向があります。
いつか売ることまで考えて車を買うタイプの方にとって、ボルボのリセールバリュー低さは買ってはいけない理由の一つかもしれません。
● 維持費・リセールの対策はある?
では、こうした維持費やリセールの問題に対して何か対策はあるのでしょうか。
いくつかポイントを挙げます。
- 購入プランの工夫: 新車にこだわらないのであれば、ディーラーの認定中古車を選ぶのも一案です。
初期の価格下落分が反映された2~3年落ちの車を選べば、新車同様の品質でも価格を抑えられます。認定中古ならメーカー保証が付いているため、故障時の修理費用負担も軽減できます。 - 信頼できる整備工場を確保: 購入した正規ディーラーだけでなく、ボルボに強い信頼できる民間の整備工場(ボルボ専門ショップ)を見つけておくのも大切です。
正規店より工賃が安かったり、中古パーツを活用して安く修理してくれる場合もあります。アフターサービス先の選択肢を複数持っておくことで、トラブル時の費用や時間の負担を分散できます。 - 燃費の良いモデルを選ぶ: 維持費の中でも燃料代は馬鹿になりません。
ボルボ車は車重が重く排気量も大きめなため燃費が悪いと言われがちですが、近年は改善が進んでいます。
特にプラグインハイブリッド(PHEV)モデルは電気だけでも走行でき、普段の街乗りならほとんどガソリンを使わずに済むケースもあります。
ガソリン車でもアイドリングストップや48Vマイルドハイブリッドを搭載した新世代モデルは旧世代に比べて燃費が向上しています。
「燃費が悪いからボルボはやめた方がいい」と昔言われたものの、最新モデルでは事情が変わってきていることも覚えておきましょう。
以上を踏まえ、維持費やリセールバリューの問題はボルボを買ってはいけない」と言われる大きな理由ではありますが、購入の仕方や車種の選択、アフターケアの工夫次第でリスクを下げることも可能です。
次に、ボルボの各モデルごとの特徴や傾向について見ていきます。
どの車種を選ぶかによっても、これら費用面の事情は変わってきますので、自分に合ったモデル選びも重要です。
車種ごとの特徴と選び方のポイント(V60、V90、XC60、XC40など)
一口に「ボルボ」と言っても、セダン、ワゴン、SUVと様々な車種があります。
それぞれのモデルにどんな特徴があり、どんな人に向いているのかを知っておきましょう。
ここでは代表的なモデルである V60(ミッドサイズワゴン)、V90(フルサイズワゴン)、XC60(ミッドサイズSUV)を中心に、簡単にご紹介します。
● V60:手頃でスポーティな北欧ワゴン
V60はボルボの中堅モデルに位置する5ドアワゴンです。
先代(初代V60)は2010年代にヒットし、現行の2代目も日本で人気の高い一台となっています。
V60の魅力は、スタイリッシュなデザインと比較的手頃な価格。
ボルボのエントリーモデルだったV40が生産終了した現在、実質的なエントリー車種がこのV60です。
新車価格も他のボルボ車に比べれば抑えめで、グレードによっては500万円台前半から購入可能です。
サイズ感も全長約4.7mと日本の立体駐車場に収まる範囲で、都会での取り回しもしやすい点が初心者には嬉しいポイントでしょう。
一方でV60は中古市場での値落ちが大きい車種とも言われます。
国内ではSUV人気が高まっている影響でワゴンタイプの需要が相対的に少なく、中古価格が伸び悩む傾向にあります。
そのため新車価格の割にリセールバリューが低い典型例がV60です。
長く乗るつもりであれば問題ありませんが、数年で乗り換えを考えているならリセールの弱さは念頭に置いておきましょう。ただ、その分中古で購入する場合にはお買い得に良質車が見つかるメリットにもなります。
初めてのボルボに中古V60を選んだという人も多く、実際300万円台から程度の良い中古車が探せます。
● V90:ゆとりの大型ワゴン
V90はボルボのフラッグシップワゴンで、V60より一回り大きいサイズ(全長約4.93m)と豪華装備を備えています。
北欧らしいエレガントなスタイリングに広々とした荷室、上質なシートと静粛性で長距離ドライブに最適なグランドツアラーです。
新車価格はグレードにもよりますが800万~1000万円前後と非常に高額で、まさに「裕福層のためのワゴン」という位置づけです。
日本では販売台数が少ないこともあって、V90は中古での値落ちが激しい車でもあります。
新車時に1000万円近かったモデルが数年落ちで半額以下…といった極端な例もあり、中古で狙うには美味しい車と言えるかもしれません。
逆に、新車で買って短期間で売却すると大損になりやすい車種とも言えます。
実際、中には「V90が期待外れだった」と感じて他ブランドに乗り換えたケースもありました。
車自体の完成度は高いものの、日本の道路事情ではオーバースペック気味で持て余してしまうことがあるようです。
V90を検討するなら、走行距離や年式に余裕を持った中古車を選ぶのも賢い手です。
5年落ち・走行5万km以下の個体であれば、購入後もしばらく大きな修理もなく乗れる可能性が高いですし、認定中古車であれば10万km超でもきちんと点検整備されています。
大型ゆえにタイヤやブレーキなど消耗品の交換費用は嵩みますが、その分頑丈に作られているのでメカニズム自体は15万km以上耐えられるポテンシャルがあります。
ゆとりある空間と上質さを最重視する方にはV90は唯一無二の存在と言えるでしょう。
● XC60:バランスの取れたミドルサイズSUV
XC60はボルボの中核SUVで、世界的にもベストセラーモデルです。
日本でもボルボ販売の主力となっており、街中で見かけるボルボSUVの多くがXC60と言ってもいいほど普及しています。
全長約4.7m・全幅約1.9mと日本のSUVとしては大きめですが、車高が高く視界が開けているため運転はしやすいです。
デザインはボルボの最新ファミリーフェイスである「トールハンマー」と呼ばれるT字型LEDヘッドライトが特徴的で、存在感があります。
XC60の新車価格は700万~900万円程度と高額ですが、その分装備や性能も充実しています。
安全装備はもちろん全車に標準でフル装備、エンジンもハイブリッドで力強く、高級SUVとしての満足感が得られるでしょう。
中古市場では比較的人気があり、他のボルボ車よりはリセールも持ちやすい傾向です(それでも国産SUVには及びませんが)。
家族で使える5人乗りSUVが欲しい方にとって、XC60はボルボを選ぶならまず候補に入る一台と言えます。
ただし車両重量が2トン近くあるため、前述のとおり燃費はそれほど良くありません。
ガソリンモデルの場合、市街地ではリッター7~8km台ということもあり得ますので、ハイブリッドモデルを選ぶか、燃料代は割り切る必要があります。
とはいえ総合的には扱いやすさと高級感、安全性を高レベルで両立した優等生的なSUVでしょう。
● その他のモデル:XC40やセダン系など
上記以外にも、ボルボにはコンパクトSUVのXC40やセダンのS60/S90などのモデルがあります。
XC40はボルボのラインナップ中最もコンパクトなSUVで、全長4.4m程度と日本の街中でも扱いやすいサイズです。
価格もボルボの中では比較的抑えられており(それでも400~500万円台)、若い世代や女性にも人気が高まっています。
ただし、小さいとはいえ中身は本格的な輸入車のため維持費は決して安くありません。
セダンタイプのS60/S90も存在しますが、日本では販売台数が少なく中古でもあまり出回っていないのが実情です。
このように、ボルボ車は何を重視するかで選ぶべきモデルが変わってきます。
家族やアウトドア用途ならSUVのXCシリーズ、走りやスタイル重視ならワゴンのVシリーズやセダンのSシリーズ、といった具合です。
いずれのモデルも基本的な安全性能や品質の高さは共通していますので、自分のライフスタイルに合ったサイズ・ボディタイプを選ぶのが後悔しないポイントです。
ボルボの故障事例とトラブル傾向、実際のオーナーの声
次に、ボルボは故障しやすいのか?トラブルは多いのか? といった点について、実際の事例やオーナーの声を踏まえて解説します。
「ボルボは壊れるから買ってはいけない」という意見を耳にして心配な方もいるかもしれませんが、その真偽を見ていきましょう。
● ボルボは本当に壊れやすい?
結論から言えば、ボルボの耐久性自体は決して低くありません。
エンジンや車体(シャシー)など基本的な構造部分は頑丈に作られており、適切にメンテナンスすれば15年以上・20万km以上乗ることも珍しくないくらいです。
昔のボルボ(240や850など)は何十万kmでも走るタフな車として有名でしたし、現行モデルも基本設計はしっかりしていると言われます。
しかし一方で、電子制御系のトラブルが起こりやすいという指摘もあります。
近年の車はボルボに限らず電子デバイスやセンサー類が多数搭載されていますが、ボルボ車でもO2センサー(酸素センサー)の異常やABSセンサーの故障が報告されることがあります。
これらのセンサー不良によりエンジンチェックランプが点灯し、交換修理に数十万円かかったという事例もあります。
また、過去には一部モデルでデュアルクラッチ式トランスミッション(DCT)の不具合が頻発した時期もありました。
特定の年式の車で「2速や4速のギアに入らなくなる」「バックギアに入らない」等の症状が相次ぎ、リコールには至りませんでしたが多くのユーザーが修理対応に追われたケースです。
これらは旧モデルでの事例であり、近年のモデルでは改善されていますが、中古で古い年式のボルボを検討している場合は念頭に置くべきでしょう。
その他にも、エンジンオイル漏れなど経年劣化によるトラブル事例はいくつか知られています。
これらはいずれもボルボ固有の欠陥というより、年式相応のガタと言えます。
むしろ、「定期的にしっかり整備していればボルボは長持ちする」というのが、多くの長年のオーナー達の共通認識でもあります。逆にメンテナンスを怠ったまま乗り続けると、ちょっとした不調が大きな故障につながり、「やっぱり輸入車は壊れやすい」と感じてしまう結果になりかねません。
● オーナーの声:満足度と不満点
実際のボルボオーナーからは、満足している点と不満に感じている点の両方が聞かれます。満足している点で圧倒的に多いのはデザインの良さと安全装備の安心感です。
「デザインが気に入って購入。毎日眺めても飽きない」「運転していて家族を守ってくれている安心感がある」という声は多く、そうしたオーナーの多くは長くボルボに乗り続ける傾向があります。
リピート購入率が高いとも言われ、一度乗ると愛着が湧く車とも言えるでしょう。
一方、不満点としてよく挙がるのが維持費が思った以上にかかるという声です。
購入前には気にしていなかったが、いざ乗り始めるとガソリン代や点検費用の高さに驚いた、といった意見や、ちょっとした部品交換でも部品代・工賃ともに高額で痛い出費になるという嘆きが聞かれます。
また、ディーラーの対応に関する不満も時折見受けられます。鍵の紛失時に謝罪もなく対応された、修理の説明が不十分だった等、販売時は丁寧だったのにアフターサービスで落胆したというエピソードもいくつか報告されています。
ただし別のオーナーからは自分が付き合っているディーラーはとても親身で助かっているという声もあり、要はディーラー(スタッフ)次第という面が大きいようです。
以上をまとめると、ボルボの故障リスクやトラブルについては「日頃のメンテナンスをきちんとしていれば過度に心配する必要はないが、万一の際は費用がかさみやすい」というのが実情です。また、オーナーの声からは「車自体の満足度は高いが、維持費やサービス面で不満を感じることがある」という傾向も読み取れます。
購入後に後悔しないためには、こうした現実的な一面も理解した上で、それでもボルボに魅力を感じるかを自問すると良いでしょう。
ボルボを選ぶ人の特徴とボルボに乗る女性の評判|XC40はコンパクトで安全なSUV
最後に、どんな人がボルボを選ぶのか?という視点で、オーナー層の特徴や特に女性ドライバーから見たボルボの評判についてお話しします。
ボルボという車は、そのブランドイメージやコンセプトから、ある程度オーナー層の傾向が見えてきます。
● ボルボを選ぶ人の特徴
ボルボのオーナーは、他の高級輸入車(例えばメルセデスやBMW)を選ぶ人たちと比べると、安全志向かつ堅実なタイプが多いと言われます。
派手なエンブレムや馬力競争には興味がなく、「家族が安心して乗れること」や「落ち着いたデザインであること」を重視する人たちです。
年齢層で見ると、これまでは40代以上の男性が中心でしたが、近年はデザインの洗練とSUV人気もあって30代のファミリー層も増えてきています。
実際、子育て世代の夫婦がミニバンではなくXC60やXC40に乗り換えるケースも増えており、経済的にある程度余裕があり家族の安全を最優先する層にボルボは支持されていると言えるでしょう。
● ボルボに乗る女性ドライバーの評判
近年、女性のボルボオーナーも着実に増えています。
特にXC40はコンパクトで扱いやすく、デザインも可愛らしさと上品さを兼ね備えていることから女性人気が高いモデルです。
子育て中のママが安全なSUVが欲しいと検討してXC40に決めたケースや、都会で生活するキャリア女性がXC40やV60をセンス良く乗りこなしている例も見受けられます。
女性ドライバーから見たボルボの評価でまず挙がるのは、やはり安全性能の高さへの安心感です。
あるアンケートでは女性オーナーの多くが「安全性の高さが購入の決め手」と回答したという結果もあります。
子どもを乗せるママにとって、ボルボの先進安全装備が標準で付いていることや、車体が頑丈であることは大きな魅力です。また、運転のしやすさも女性から支持されるポイントです
。視界が広く見切りが良いことや、SUVでもハンドルが軽めで最小回転半径が小さめ(XC40で5.4m程度、XC60で5.7m程度)なので、狭い路地や駐車場でも取り回しが比較的楽にできます。
駐車支援機能や360度カメラなども搭載されているため、運転に自信がない人でも安心です。
さらに、ボルボの内装はシンプルで上質な空間になっており、「落ち着くし長時間運転しても疲れにくい」と女性にも好評です。こうした安全性もデザインも両立したいという女性ドライバーの願いを叶えてくれる点が、ボルボの評価を高めています。
以上、ボルボの魅力と注意点を様々な角度から見てきました。
次に、初めてのボルボ購入を検討する初心者の方が抱きがちな疑問にQ&A形式でお答えします。
FAQ よくある質問|ボルボは買ってはいけない?初心者が知るべき魅力と注意点【後悔しないために】
Q1. ボルボを維持するには年収600万円以上ないと厳しいですか?
A. 一概に「年収○○万円必要」とは言えませんが、年収600万円前後は一つの目安になります。
先述したように、新車価格帯を考えると購入費用が年収の30%近くになるケースも多く、維持費(ガソリン代・保険・メンテナンス)も年間数十万円はかかります。
無理なく維持するにはそれくらいの収入が望ましいという意味です。
ただし、購入するモデルや支払いプラン、使用状況によって必要な予算は変わります。
中古で安く買って年間走行距離が少なければ、年収500万円台でも十分やりくり可能でしょうし、逆に新車をフルローンで遠出が多い場合は年収800万円でも負担に感じるかもしれません。
自分の収入に対する車への支出割合を基準に、無理のない計画を立てることが大切です。
Q2. ボルボはやっぱり故障しやすいのでしょうか?
A. 極端に故障しやすいわけではありませんが、国産車に比べると注意は必要です。
機械的な信頼性は高く、大切に乗れば10年以上故障なしというケースもあります。
ただ、電子部品やセンサーのトラブルが起こる可能性はゼロではなく、そうした不具合の修理費用が高額になりがちという点で壊れやすいという印象を持つ人もいます。
実際には故障の頻度はオーナーの使用環境や整備状況に左右されます。
こまめに点検・メンテナンスを行い、異変を感じたら早めに対処することで大事に至るのを防げます。
最新モデルほど信頼性も向上していますので、あまり古い年式よりは新しめのモデルを選ぶのも故障リスク低減につながります。
Q3. ボルボの維持費は具体的にどれくらいかかりますか?
A. 車種や走行距離によって差はありますが、ざっくり国産車の1.5~2倍と考えるとよいでしょう。
例えばエンジンオイル交換+点検で毎年3~5万円、タイヤ4本交換で8~10万円前後(数年に一度)、車検で10~20万円程度、故障修理費は必要に応じて…といったイメージです。
さらに毎月のガソリン代は大型SUVだと月1~2万円(走行距離次第)になることもあります。
自動車保険料も外車扱いで若干割高(車両保険を付けると年額10万前後になるケースも)です。
トータルで考えると、年間維持費は50万円以上を見ておいた方が安心です。
ただしこれはディーラーにフルお任せで点検整備した場合の目安で、先述のように専門ショップを活用したり工夫すればコストダウンも可能です。
Q4. 燃費はそんなに悪いのですか?ハイブリッドでもダメ?
A. 旧モデルは確かに燃費が悪いものが多いですが、最近は改善しています。
例えば少し前のXC90(ガソリン車)などは街乗りでリッター6~7km程度とかなり燃費が悪い部類でした。
しかし、現行ラインナップの多くは2L前後のターボエンジンに電動化技術を組み合わせており、カタログ値でリッター10~15km程度は出るようになっています。
実燃費でも、XC60 B5(マイルドハイブリッド)で街中8~10km/L・高速12km/L前後、XC40 B4なら街中10km/L前後、高速15km/L近く走るケースも報告されています。
プラグインハイブリッド(PHEV)に至っては、充電次第ではガソリン消費ゼロで通勤できる方もいるほどです。
ただし、あくまでハイブリッドといっても車重が重い分、同クラスの国産車(例えばトヨタのSUVなど)に比べれば燃費は劣る傾向があります。まとめると「昔ほど悪くないが、日本車ほど良くもない」という感じです。
燃費重視ならPHEVモデルを検討するか、自身の走行環境でどれくらい差が出るか確認してみると良いでしょう。
Q5. ボルボのリセールバリューは本当に低いのですか?
A. 国産車や他の人気輸入車と比べると低めであることは確かです。
特に新車価格が高い割に中古需要が限られる大型車(XC90やV90など)は値落ち幅が大きくなります。
一般的に3年落ちで残価率50%前後、5年で30%台といった具合で、国産の人気SUV(ランドクルーザーやハリアー等)が同期間で70%、50%と残るのとは対照的です。
ただし、ボルボ全体が極端に安いというより、売るタイミングによって損得が大きく変わる車と言えます。
例えば新車登録後1~2年の試乗車落ちは割安ですが、そこからさらに乗り継げば残価は安定しやすいですし、逆に新車フルオプションで買ってすぐ売却すると大きく目減りします。
ボルボを購入する際は、長く乗る前提で考えるか、リセールを気にするなら人気カラーを選ぶ、ディーラーで下取り保証のあるプランを利用する、といった工夫も検討してみましょう。
Q6. 初めてのボルボ、どのモデルを選ぶのがおすすめですか?
A. ご自身の用途と予算によります。
扱いやすさ重視ならXC40やV60といった中型以下のモデルがおすすめです。
XC40は小回りが利き、見た目もおしゃれで女性やコンパクトSUV初心者に人気です。
V60はセダン感覚で運転できるワゴンで、積載性もありつつ走行性能も良好です。
家族向けでゆったり乗りたいならXC60がバランスに優れた一台でしょう。
大人数なら3列シートのXC90ですが、日本ではかなり大きいので駐車場事情などに注意が必要です。
また、新車だと予算オーバーという場合は認定中古車から選ぶのも賢い選択です。
2~3年落ちで走行少なめの車なら品質はほぼ新車同様でありながら価格が抑えられ、保証も付いて安心感があります。
初めての輸入車で不安なら、認定中古車+延長保証プランなどを利用して手堅くスタートするのも良いでしょう。
最終的にはこのモデルが欲しい!と思える愛着も大事ですので、安全性や実用性と合わせてデザインの好みもじっくり比べてみてください。
まとめ|ボルボは買ってはいけない?初心者が知るべき魅力と注意点【後悔しないために】
ボルボは買ってはいけないと言われる理由を中心に、ボルボの良し悪しを幅広く見てきました。
たしかに、ボルボは購入価格の高さ、維持費の負担、故障リスクやリセールの低さなど、初心者が不安に感じる要素をいくつも抱えています。その意味で誰にでも気軽にオススメできる車ではないのは事実です。
しかし一方で、ボルボにはそれを補って余りある魅力が存在するのも事実です。
世界最高水準の安全性能や、北欧ならではの上品なデザイン、そして所有することで得られる満足感は、他の車では代えがたいものがあります。
実際、「維持費はかかるけど、それでもボルボに乗り続けたい」という熱心なファンが多いのも頷けます。
要は、自分のライフスタイルや価値観にボルボがマッチするかどうかが重要です。
経済性や利便性を最優先に考えるなら、ボルボ以外にもっと適した選択肢があるかもしれません。
一方、「多少お金がかかっても家族の安全と快適さを取りたい」「周囲とは違うセンスの車に乗りたい」というのであれば、ボルボはきっと後悔しない相棒になってくれるでしょう。
初心者の方がボルボを検討する際は、メリットとデメリットを天秤にかけて、自分にとって譲れないポイントがどこかを考えてみてください。
本記事で挙げた点がその判断材料になれば幸いです。
そして最終的に「やっぱりボルボがいい!」と感じたなら、ぜひ前向きにチャレンジしてみてください。
しっかり情報収集と準備をしておけば、きっとボルボライフを満喫できることでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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