ブガッティ・シロン スーパースポーツを知るための重要ポイント6選

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ブガッティ・シロン スーパースポーツとは何か

シロン スーパースポーツを知るための重要ポイント6選

ブガッティ・シロン スーパースポーツは、自動車史における究極の到達点とも言える存在です。

2019年に開発が完了したこのハイパー・スポーツカーは、ブガッティが内燃機関を搭載する最後のモデルとして位置づけられており、30台限定で生産されました。価格は欧州で税抜き350万ユーロ、日本円にして約4億7200万円という破格の設定ながら、すでに完売しています。

シロン スーパースポーツが特別な理由は、単なる高額車両というだけではありません。市販車として世界最速の490.48km/h(304.7mph)を記録し、自動車の物理的限界に挑戦し続けたブガッティの技術力の結晶なのです。8.0リッターW16気筒ガソリンターボエンジンは、シリンダーヘッドなどの改良により最高出力1600ps、最大トルク1600Nmを発揮します。0〜200km/hの加速タイムはわずか5.8秒、0〜300km/hまでも12.1秒という驚異的な俊足を誇ります。

ブガッティ シロン スーパースポーツ フロントビュー 馬蹄形グリル

このモデルの開発背景には、電動化へと舵を切る自動車業界の大きな流れがあります。VWグループは2022年にブガッティをクロアチアのスタートアップで電動スポーツカーメーカーのリーマッツに売却し、ポルシェと共同出資で合弁会社を設立することを決定しました。今後ブガッティは電動化の道を進むことになり、シロン スーパースポーツは内燃機関を搭載する最後のブガッティとして、歴史的な意味を持つのです。

平均所有車台数が32台にも達するといわれるブガッティオーナーにとって、このモデルは単なるコレクションの一台ではなく、内燃機関時代の終焉を象徴する特別な存在となっています。ブガッティは2016年のシロン登場以降、これまでに700台を出荷してきましたが、シロン スーパースポーツはその中でも最も特別なモデルとして位置づけられています。

1600馬力のモンスターエンジンが生み出す圧倒的パワー

心臓部に搭載される8.0リッターW16気筒ガソリンターボエンジンは、まさに工学の奇跡です。

ブガッティ W16エンジン 8.0リッター ターボチャージャー

シリンダーヘッドなどの改良により、従来のシロンから100psアップした1600psの最高出力を実現しています。最大トルクは1600Nmで、発生回転数は6000rpmから2000〜7000rpmとワイドになりました。これにより、エンジンの許容回転数は300rpm引き上げられ、最大7100rpmに達します。

エンジニアは、ターボチャージャー、オイルポンプ、バルブトレイン付きのピストン、トランスミッション、クラッチに変更を加えました。より効率的なコンプレッサーホイールを備えた大型ターボチャージャーの効果で、7速デュアルクラッチトランスミッションは、フルスロットル状態で6速から7速に403km/hでシフトアップします。ギアを変更すると、ブースト圧は0.3秒間低下するだけで、その後2.8バールのフルブースト圧に戻るという驚異的な性能を持っています。

実際の試乗では、加速はリニアでジェントルで、わずかなターボラグの直後、周囲の景色がSF映画のワープ画面のように強烈に後方へ流れると表現されています。BEVとは違って唐突ではなく息が長く、100km/hまでの数秒は遅れるものの、160km/h、200km/hに達するまでには間違いなくシロンの方が早く到達するのです。6000rpmを超えても加速は低下せず、最大7100rpmまで強力な加速が維持されます。

0〜400km/hの加速タイムは、通常のシロンよりも7%短縮されており、最高速度は440km/hに達します。組み合わせられる7速デュアルクラッチトランスミッションは全輪を駆動し、このモンスターパワーを確実に路面に伝えます。

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490.48km/hを記録した世界最速の空力設計

シロン スーパースポーツのボディデザインは、美しさと機能性の完璧な融合です。

リアエンドは空力性能向上のために24cm延長され、この「ロングテール」デザインにより、空気の層流がより長く車体の上を通ることを可能にしています。ボディサイズは全長4.7m、全幅2.2m、全高1.2mで、Cd値は0.35から0.37の間に抑えながらリフトを44%低減するなど、徹底的なエアロダイナミクスの改良が施されています。

ブガッティ シロン スーパースポーツ 空力デザイン リアエンド

420km/hを超える速度域では、車両は最小限の抗力で充分なダウンフォースを得る必要があります。シロン スーパースポーツでは、最高速領域でのニュートラルなセットアップと、可能な限り流線型のフォルムにすることを目標に掲げました。ディフューザーも新デザインとなり、風の抵抗が減少しています。これらの変更により、リアのプロポーションは従来よりもワイド&ローになりました。

テールパイプの配置も変更されました。ディフューザーの効果を高め、より多くのスペースを確保するために、中央の排気システムを横にずらし、パイプを垂直に配置しています。エキゾーストシステムも、より深く豊かなサウンドを発生するよう設計されています。

フロントのデザインも変更されました。エアインテークの横にサイドエアカーテンを追加することなどにより、フロントからホイールアーチへのエアフローが改善されています。左右のフロントフェンダーには9個のエアダクトが設けられ、これは、かつてのEB110スーパースポーツを連想させるだけでなく、前輪付近の空気の流れを最適化し、フロントアクスルにより多くのダウンフォースを発生させます。各フェンダーに設けられたエアアウトレットは、かつてのEB110をモチーフにしたデザインとなっています。

フロントホイールアーチの後ろにも、エアダクトが追加されており、高速コーナリングでも、リアは落ち着いたニュートラルな状態を保ちます。5本スポークデザインの新しいアルミホイールはスーパースポーツ専用デザインとなっており、オプションでバネ下重量を軽減するマグネシウム製のホイールも選択可能です。

500km/h走行に耐える唯一のタイヤ技術

タイヤは新開発のミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2を採用しています。

ミシュラン パイロット スポーツ カップ2 タイヤ 高性能

このタイヤは世界で唯一500km/h走行にも耐えうる性能を実現しており、すべてのタイヤは製造後にX線検査を受けるという徹底ぶりです。ピュールスポーツ向けのタイヤよりも、優れた剛性と滑らかさを実現し、大きな力に耐えることができる強化ベルトによって、500km/hでも安定して走行できる世界唯一のタイヤとして開発されました。

420km/hを超えるスピード下において、タイヤは1秒間に50回転以上を記録します。これは、重力加速度の約4000倍もの負荷を足まわりにかけることになり、シロン スーパースポーツがフルスピードで走行すると、バルブ重量だけでも18.3kgから約55kgへと増加するという驚異的な状況が発生します。

試乗では、ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2は優れたグリップで減速性能を発揮し、強烈なG加速度を体験させながらも姿勢は安定していることが確認されました。ブレーキ性能も素晴らしく、高速域から安全に減速することができます。ステアリングには軽く手を添えているだけでまっすぐに減速するという、高い安定性を実現しています。

ブガッティは、生産開始後も車両の継続的な開発と各部システムの最適化を目的に、極限状態におけるテストを定期的に実施しています。最高出力と最高速度のチェックには、高性能全輪シングルローラー・シャシーダイナモメーターが導入されており、実際の路面に近い状況でテストを行うことができます。このシステムでは、2基の小型ローラー間にホイールを設置するのではなく、1基の大型ローラー上を走行するため、タッチポイントがひとつしかなく、ホイールの転がり挙動が実際の路面に近いという利点があります。

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洗練された乗り心地と驚異的なハンドリング性能

ブガッティは新しいシャシーを開発しました。

ステアリングシステムとダンパーは改良され、より滑らかなステアリング動作のためにタイトなステアリングを実現しています。スプリングレートは引き上げられ、電子制御シャシーも再チューニングされました。走行モードは「EB」、「ハンドリング」、「アウトバーン」、「トップスピード」の4種類が用意されています。

ブガッティ シロン スーパースポーツ インテリア コックピット

試乗では、乗り心地がこれまでのヴェイロンよりもずっと洗練されており、路面からのショックの吸収はもちろんロードノイズも非常に小さいことが確認されました。ステアフィールも大幅に改善されており、狭い田舎道のワインディングでもサイズを忘れるほど敏捷な動きをします。長さ4.7m、幅2.2m、高さわずか1.2mのシロン スーパースポーツは、その巨大なサイズにもかかわらず、驚くほど扱いやすいのです。

斜め後方の視界は絶望的であるものの、走行中、後方から迫ってくるクルマなどないので問題はなく、加えてバックカメラのおかげで駐車も容易です。ドライブモードは普通のクルマのスタンダードセッティングに相当する「EB」を選択可能で、クローズドコースで最高速度に挑戦する際に使用する「スピードキー」をシート脇のスロットに差し込むと、スポイラーやウィングが空気抵抗の最も低い位置にとどまる仕組みとなっています。

車両重量は23kg軽量化されており、ベースのシロンより軽くなっています。カーボン製モノコックと全輪駆動システムを採用し、緻密かつ迫力ある走りを実現しています。最新のブガッティに乗ってもっとも感銘したのはその洗練度で、それはエンジン、シャシーそして操作系の各部に及んでいたと試乗レポートは伝えています。

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究極のラグジュアリーを追求した内装デザイン

内装は上質なタンレザーとカーボンファイバー、磨き出しのアルミで構成されています。

ブガッティ シロン スーパースポーツ 高級内装 レザー カーボンファイバー

通常プラスチックで済ませる黒いエアアウトレットまでチタン製という凝りようです。フロントシートのヘッドレストにはスーパースポーツのロゴが入り、ステアリングホイール脇にはスターターボタンが配置されています。ドライバーの目前には通常の2倍のスケールで500km/hまで刻まれているスピードメーターが象徴的に鎮座しています。

好ましいことに表示はアナログでタッチパッドなどは見当たりません。上品なタンレザーとカーボン、磨きだしのアルミに包まれたウルトラ・ラクシャリーなインテリアは、普通ならばプラスチックで済ませるはずの黒いエアアウトレットまでチタン製という凝りようです。

コクピットはドライバー中心に設計され、シンプルながら機能美を極めたデザインが特徴です。最高級レザーやアルミの削り出しパーツ、カーボンファイバーが随所にあしらわれ、高級感を演出しています。センターコンソールには特徴的な4連アナログスイッチが並び、クラシックと現代の融合を感じさせます。静粛性や快適性も徹底的に追求され、上質さを兼ね備えた空間となっています。

キャビン内は十分なスペースが確保されており、ドライバーと助手席の間隔は適度にゆとりがあり、大柄なドライバーでも余裕をもって着座できる空間が確保されています。シート位置の調整レンジにも余裕があり、ヘッドクリアランスやレッグルームはスポーツカーとしては十分なレベルといえます。収納は最小限ですが、助手席前方やセンターコンソールには実用的な小物入れが用意されています。

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限定30台、4億7200万円の希少性と投資価値

シロン スーパースポーツは30台限定生産で、価格は欧州税抜き350万ユーロ(約4億7200万円)です。

ブガッティ シロン スーパースポーツ 限定生産 希少性

この試乗車を含め、限定生産30台はすでに完売しています。ブガッティはその希少的な存在からクルマとしての正しい評価がなされていない場合が多いものの、短時間の試乗ではあったがそのパフォーマンスそして魅力は間違いなく究極のハイパー・スポーツカーであることが確認されました。

2022年初頭から生産が始まり、フランス東部モルスハイムの工房で、手作業により組み立てられています。世界限定30台のうち、最初の8台の出荷準備が整ったと発表されており、各オーナーへのデリバリーが進んでいます。

シロン スーパースポーツのプロトタイプは2019年、490.484km/hという世界最高速記録を樹立しました。その後、市販モデルを世界30台限定で生産すると発表し、すべてが完売したのです。平均所有車台数が32台にも達するといわれるブガッティオーナーにとって、このモデルは内燃機関時代の終焉を象徴する特別なコレクションピースとなっています。

ブガッティは2016年にモデルチェンジしたシロンを含め、これまでに700台を出荷してきました。しかし時代は変化して1km走る毎にステーキ2枚分、およそ550gの二酸化炭素を排出するクルマにとって住みにくい環境となっています。そのような中で、シロン スーパースポーツは内燃機関を搭載する最後のブガッティとして、歴史的な意味を持つのです。

500台の限定生産で、基本モデル以外にもコーナリング性能を高めた「シロン スポーツ」、最高速度300mph(480km/h)超の記録を持つ「スーパースポーツ 300+」など複数の派生モデルが存在します。価格は約3億4000万円からと超高額で、限定色や専用装備を備えるバリエーションも多く、究極の性能と贅沢を追求した至高のモデルと言えます。

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まとめ:内燃機関時代の最後を飾る究極のハイパーカー

ブガッティ・シロン スーパースポーツは、自動車史における一つの時代の終わりを象徴する存在です。

ブガッティ シロン スーパースポーツ 夕暮れ レガシー

1600馬力のモンスターエンジン、490.48km/hの世界最速記録、500km/h走行に耐える唯一のタイヤ、洗練された乗り心地、究極のラグジュアリー内装、そして30台限定という希少性。これらすべての要素が組み合わさり、内燃機関を搭載する最後のブガッティとして、自動車史に永遠に刻まれることになるでしょう。

電動化へと舵を切る自動車業界において、シロン スーパースポーツは内燃機関が到達した究極の到達点を示しています。8.0リッターW16気筒エンジンの咆哮、わずかなターボラグの後に訪れる圧倒的な加速感、そして500km/hという人間の感覚を超えた速度域。これらは電動化時代には二度と体験できない、内燃機関ならではの魅力なのです。

4億7200万円という価格は、単なる移動手段としてのクルマの価値を遥かに超えています。それは、人類が内燃機関という技術で到達した最高峰の証であり、自動車史における重要なマイルストーンなのです。すでに完売した30台のオーナーたちは、単なるコレクターではなく、自動車史の証人となっているのです。

ブガッティはこれから電動化の道を進むことになりますが、シロン スーパースポーツは内燃機関時代の最後を飾る究極のハイパーカーとして、永遠にその名を残すでしょう。それは、人類が内燃機関という技術で到達した、最も美しく、最も速く、最も洗練された到達点なのです。

どう思いますか?

この究極のハイパーカーは、自動車の歴史において特別な位置を占め続けるでしょう。

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