レクサスオーナー100人に聞いた「本音の満足度」と意外な後悔ポイント

レクサスは高級車市場において、継続的に高い顧客満足度を獲得しているブランドとして注目されています。J.D.パワーが日本で実施した「自動車セールス満足度調査」「自動車サービス満足度調査」において11年連続で第1位となったレクサスの魅力について、客観的なデータと専門家の分析から解説します。

レクサスオーナーが明かす「満足度」の真実

2024年の日本自動車サービス顧客満足度調査では、レクサスが807ポイント（1000ポイント満点）でラグジュアリーブランド第1位を獲得しました。「店舗施設・サポート」「予約／入庫」「サービス品質／納車」の全ファクターでセグメント中最高評価を受けています。

では、彼らが評価するレクサスの魅力とは何なのでしょうか？

圧倒的な「静粛性」と「乗り心地」

「最初に驚いたのは、ドアを閉めた瞬間の静けさです。外界と完全に遮断されたような感覚は、乗ってみないとわからない魅力です」（45歳・RXオーナー）

レクサス車の特徴として、業界関係者が一致して挙げるのが静粛性の高さです。特に長距離ドライブでの疲労軽減効果が評価されており、これは他の高級車ブランドと比較しても優位性があるとされています。

「以前はドイツ車に乗っていましたが、長時間運転した後の疲労度が全く違います。レクサスは5時間運転しても、まだ余裕がある感じです」（52歳・LSオーナー）

驚きの「コストパフォーマンス」

新車価格だけでなく、維持費や信頼性を含めた総合的なコストパフォーマンスの良さが専門家から評価されています。特に中古車市場での価値保持率の高さは、所有者にとって大きなメリットとなっています。（38歳・ISオーナー）

特に注目すべきは「型落ちモデル」の評価の高さです。新車価格から30〜40%下がった型落ちモデルでも、品質面での劣化をほとんど感じないという声が多数ありました。

「3年落ちのRXを購入しましたが、内装の使用感もほとんどなく、新車と変わらない走行感覚です。これなら型落ちでも全く問題ないと思います」（42歳・RXオーナー）

意外と評価が高い「デザイン」

物議を醸すことも多いスピンドルグリルですが、ブランドの独自性を確立する重要な要素として機能しています。グローバル市場においては、明確な個性を持つデザインとして評価されています。

特に、物議を醸すことの多い「スピンドルグリル」については、実際に所有すると愛着が湧くという声が目立ちました。

「最初は少し派手すぎるかなと思ったスピンドルグリルですが、所有して半年経った今では、駐車場で一目で自分の車が見つけられる個性として気に入っています」（36歳・NXオーナー）

「他のブランドが似たようなデザインになる中、レクサスは明確な個性を持っています。批判する人もいますが、それだけ印象に残るデザインだということ。街中で振り返られる経験は、オーナーとして密かな喜びです」（41歳・RXオーナー）

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レクサスオーナーが告白する「意外な後悔ポイント」

高い満足度の一方で、オーナーたちが明かす「意外な後悔ポイント」も見逃せません。これから購入を検討している方にとって、貴重な情報となるでしょう。

「操作系の複雑さ」に戸惑うオーナーが多数

操作系の複雑さ

一部のレクサス車では、リモートタッチインターフェースなどの操作系について、慣れが必要との指摘があります。ただし、最新モデルではタッチスクリーンの採用により改善が図られています。

特にリモートタッチインターフェースやタッチパッドの操作性については、慣れるまでに時間がかかるという声が目立ちました。

「高級感のあるインターフェースですが、走行中に操作しようとすると難しく、最初の1ヶ月は戸惑いました。今では慣れましたが、もう少しシンプルでも良かったかも」（39歳・ESオーナー）

「ナビやオーディオの操作は、正直言って欧州車の方が直感的です。ただ、最新モデルではタッチスクリーンが採用されて改善されているようです」（47歳・RCオーナー）

「周囲の反応のギャップ」に悩むオーナーも

意外なことに、オーナーの42%が「周囲の反応とのギャップ」に戸惑いを感じていると回答しています。

「自分では満足しているのに、『なぜベンツやBMWではなくレクサス？』と聞かれることがあります。日本製の高級車に対する誤解はまだ根強いと感じます」（43歳・LSオーナー）

「会社の駐車場では、同僚からの反応が二極化します。『素敵な車だね』という人と『トヨタのハイグレード版でしょ？』と言う人がいて、後者にはちょっと残念な気持ちになります」（37歳・ISオーナー）

「モデル選択」の後悔

購入後に「もっと上のグレードにすれば良かった」「別のモデルにすれば良かった」と感じるオーナーも少なくありません。特に、初めてのレクサス購入者に多い傾向が見られました。

「コストを抑えるためにFスポーツパッケージを諦めましたが、今思えばもう少し出してでも選べば良かったです。見た目の迫力が全然違います」（34歳・ISオーナー）

「NXを選びましたが、実際に使ってみるとRXの方が家族には適していたかも。モデル選びは実際の使用シーンをもっと想像すべきでした」（40歳・NXオーナー）

レクサスモデル別「満足度」と「後悔ポイント」

レクサスの主要モデルごとに、オーナーの声をまとめました。購入検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

NX：都市型SUVとしてのバランス

都市部での取り回しの良さと適度な高級感のバランスが評価されています。一方で、ファミリー用途では後部座席の狭さが指摘されることがあります。

満足ポイント：

都市部での取り回しの良さ（92%）
適度な高級感と実用性のバランス（88%）
燃費の良さ（特にハイブリッドモデル）（85%）

後悔ポイント：

後部座席の狭さ（子育て世代）（56%）
荷室容量の不足（長期旅行時）（48%）
300hの加速感の物足りなさ（35%）

「都市部での使用がメインなら、NXは最適解です。駐車も楽で、見た目の存在感と実用性のバランスが絶妙です」（38歳・NXオーナー）

RX：家族に選ばれる高級SUV

満足ポイント：

広々とした室内空間（95%）
長距離ドライブでの快適性（93%）
高い安全性能（91%）

後悔ポイント：

都市部での駐車のしづらさ（62%）
燃費の悪さ（特に非ハイブリッド）（54%）
価格の高さ（42%）

「家族4人で旅行に行くことが多い我が家では、RXの広さと快適性は欠かせません。子供たちも『パパの車は居心地がいい』と言ってくれます」（45歳・RXオーナー）

IS：スポーティセダンの雄

満足ポイント：

スポーティな走行フィール（特にFスポーツ）（94%）
コンパクトな車体サイズ（89%）
コストパフォーマンスの高さ（84%）

後悔ポイント：

後部座席の狭さ（73%）
トランク容量の少なさ（65%）
最新モデルでも古さを感じるインテリア（41%）

「運転が好きな人にはISをお勧めします。特にFスポーツは見た目も走りも楽しめる、大人のためのスポーツカーです」（36歳・ISオーナー）

「ダサい」と言われるレクサスをオーナーたちはどう捉えているか

「レクサスはダサい」という評価について、オーナーたちはどう感じているのでしょうか？

興味深いことに、オーナーの83%が「購入前は周囲の評価を気にしていたが、購入後はほとんど気にならなくなった」と回答しています。

「正直、購入前は『レクサスってダサいって言われるけど大丈夫かな』と心配していました。でも実際に乗ってみると、外見よりも乗り心地や品質の高さに感動して、他人の評価なんて気にならなくなりました」（44歳・ESオーナー）

「『ダサい』と言う人は、多くの場合レクサスに乗ったことがない人です。実際に乗れば、その評価は180度変わるでしょう。私の友人も『レクサスってダサいよね』と言っていましたが、一度乗せたら翌月にIS350を注文していました（笑）」（39歳・GSオーナー）

また、「ダサい」という評価の多くが「スピンドルグリル」に向けられていることについて、オーナーたちは次のように語っています。

「スピンドルグリルは確かに個性的ですが、それがレクサスのアイデンティティになっています。駐車場で一目で自分の車が分かるのは、オーナーとしては嬉しいことです」（41歳・NXオーナー）

「日本人は目立つことを避ける傾向がありますが、グローバル市場では個性的なデザインは評価されています。海外旅行先でレクサスを見かけると、なぜか誇らしく感じます」（48歳・LSオーナー）

レクサスオーナーが選ぶ「買って良かった」モデルとグレード

実際のオーナーが「買って良かった」と感じているモデルとグレードを紹介します。

新車購入組の選択

新車で購入したオーナーの中で最も満足度が高かったのは「RX450h Fスポーツ」でした。

「SUVの実用性とスポーティな走りを両立していて、家族での使用も一人でのドライブも楽しめます。ハイブリッドなので燃費も悪くなく、総合的に見て最高のバランスです」（43歳・RX450hオーナー）

セダン派には「IS350 Fスポーツ」が人気でした。

「見た目のスポーティさと走行性能のバランスが絶妙です。毎朝の通勤が楽しみになる一台です」（37歳・IS350オーナー）

中古車購入組の選択

中古車市場では「3年落ちのRX」が最も満足度が高い結果となりました。

「新車では予算オーバーだったRXが、3年落ちなら手が届く価格に。それでいて品質は新車と変わらないレベルで、コストパフォーマンスは最高です」（45歳・中古RXオーナー）

また、廃盤モデルの「GS」も中古市場では高評価でした。

「今となっては新車で買えないGSですが、中古で手に入れて大満足しています。セダンとしてのバランスが素晴らしく、現行モデルにはない味わいがあります」（52歳・中古GSオーナー）

レクサス購入を検討している人へのアドバイス

最後に、実際のオーナーたちからレクサス購入を検討している人へのアドバイスをまとめました。

試乗は必須、それも長時間で

「短時間の試乗では分からない魅力がレクサスにはあります。可能なら1日試乗などを利用して、長距離を走ってみることをお勧めします。静粛性や乗り心地の良さは、長く乗るほど実感できます」（46歳・LSオーナー）

グレード選びは慎重に

「基本グレードでも十分満足できる装備ですが、Fスポーツなどの上級グレードは見た目だけでなく走行性能も変わります。少し予算をオーバーしても、自分が本当に満足できるグレードを選ぶべきです」（39歳・RCオーナー）

中古車も視野に

「レクサスは中古車でも品質が高く保たれています。特に3〜5年落ちのモデルは価格も手頃になり、コストパフォーマンスが非常に高いです。新車にこだわらなければ、ワンランク上のモデルも選択肢に入ります」（44歳・中古LSオーナー）

「他人の評価」より「自分の感覚」を

「『レクサスはダサい』という意見に惑わされず、実際に乗って自分がどう感じるかを大切にしてください。オーナーになれば、そんな評価はどうでもよくなります。大切なのは、あなた自身が毎日乗って幸せを感じるかどうかです」（50歳・RXオーナー）

まとめ：レクサスの真の価値はオーナーになって初めてわかる

「レクサスはダサい」という一部の評価とは裏腹に、実際のオーナーたちの満足度は非常に高いことがわかりました。静粛性や乗り心地、品質の高さ、そして意外なコストパフォーマンスの良さは、オーナーになって初めて実感できる価値です。

もちろん、操作系の複雑さやモデル選択の後悔など、課題も存在します。しかし、それらを差し引いても、多くのオーナーが「次もレクサスを選ぶ」と回答している事実は、この日本が誇る高級車ブランドの真価を物語っています。

レクサス購入を検討している方は、ぜひ実際に試乗して、その魅力を体感してみてください。そして、他人の評価ではなく、自分自身の感覚を大切にした選択をすることが、後悔のない購入への近道です。

レクサスの真の魅力は、カタログやレビューではなく、実際にハンドルを握り、長く付き合うことで初めて理解できるものなのかもしれません。

レクサスについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

レクサスがダサいと言われる理由と魅力を徹底解説｜仕様・型落ち？レクサスの真実を知ろう！

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