モービル1とカストロール どっちがいい？実体験で分かった本当の違いと選び方
2024年から続くモービル1の深刻な在庫不足問題
まとめ
- 結論: 日常使いならカストロールエッジ、高性能重視ならモービル1がベスト
- 現実問題: モービル1は欠品続き＆値上がりで、カストロールが現実的選択肢
- コスパ重視: カストロールエッジの方が約1,000円安く、性能差は使用環境で相殺される
エンジンオイル選びで迷っているなら、2025年現在はカストロールエッジを選ぶのが賢明です。
この記事を読んでいるあなたも、きっと私と同じ悩みを抱えているのではないでしょうか。「モービル1とカストロール、結局どっちがいいの？」という、車好きなら一度は通る道です。
私は3年前からこの選択で悩み続け、実際に両方を使い、整備士の友人にも相談し、ネットで情報を漁り続けました。そして2024年に起きたモービル1の長期欠品問題で、ついに決断せざるを得なくなったのです。
なぜこの比較が必要なのか？現在の市場状況
3年間の実使用で比較：実際の性能差を徹底検証
まず現状をお伝えしなければなりません。2024年から続くモービル1の深刻な供給問題です。
モービル1の入手困難な現実
2024年春頃から、全国的にモービル1が手に入りにくくなりました。私が実際に体験した状況をお話しします。
2024年5月のエピソード: いつものカー用品店に行くと、モービル1のコーナーがほぼ空っぽ。店員さんに聞くと「生産工場変更の影響で、入荷未定です」との回答。仕方なくネットで探すと、通常4,000円前後だったモービル1 5W-30が7,000円以上で転売されていました。
この時の絶望感は忘れられません。15年間愛用してきたオイルが、突然手に入らなくなったのです。
現在の入手状況（2025年9月時点）:
- 店頭販売: ほぼ在庫なし
- ネット通販: 入荷待ち続出
- 価格: 5,000円超→転売価格7,000円以上
- 代替品提案: 多くの店舗がワコーズやカストロールを推奨
3年間の実使用体験で分かった本当の違い
整備のプロが教える：技術的な違いと選び方のポイント
私は2022年から2025年にかけて、以下の使用パターンで両オイルを試しました。
使用条件と車両
- 車種: トヨタ・プリウス（2018年式）
- 年間走行距離: 約15,000km
- 使用環境: 都市部通勤（80%）+ 高速道路（20%）
- 交換サイクル: 6ヶ月または10,000km
モービル1使用期間（2022年4月〜2024年3月）
良かった点:
- エンジン音の静粛性が格段に向上
- 冬場のエンジン始動が確実にスムーズ
- 10,000km使用後でも劣化を感じない
- 燃費は平均21.5km/L
気になった点:
- 価格の継続的上昇（3,800円→5,200円）
- 入手の困難さ（取り寄せが当たり前に）
- オイルフィーリングがやや「硬い」印象
カストロールエッジ使用期間（2024年4月〜現在）
切り替えたきっかけ: モービル1が入手困難になった時、整備工場の店長から「最近はカストロールエッジを推奨している。コスパと性能のバランスが一番良い」とアドバイスを受けました。
使用してみた実感:
- エンジン音: モービル1とほぼ同等の静粛性
- 燃費: 平均21.2km/L（0.3km/L差）
- 価格: 約3,900円（1,300円安い）
- 入手性: どこでも購入可能
衝撃の事実：性能差はほとんどない
実際に1年間使用比較した結果、日常使用では性能差をほとんど感じませんでした。これは正直驚きでした。
なぜこれほど多くの人が「モービル1の方が優秀」と言うのか、整備士の友人に聞いてみました。
整備士の見解: 「確かに15年前のモービル1は別格だった。でも今は技術が向上して、カストロールエッジも同レベル。むしろ現在のモービル1は、コスト削減で昔ほどの品質差はない」
プロが教える技術的な違いと選び方
基油（ベースオイル）の真実
多くの比較記事で語られない重要な事実があります。
モービル1の変化:
- 以前: PAO（ポリα-オレフィン）100%の化学合成油
- 現在: グループ3基油も混合（コストダウンのため）
カストロールエッジ:
- 一貫してグループ3基油（VHVI超精製油）使用
- 独自のフルード・チタン・テクノロジーで性能向上
つまり、現在は両者の基油レベルがほぼ同等なのです。
添加剤技術の違い
モービル1: SuperSyn添加剤による高温安定性重視 カストロールエッジ: フルード・チタン・テクノロジーによる油膜強化
どちらも優れた技術ですが、一般道での使用では差を感じにくいのが現実です。
失敗しない選び方：4つのパターン別推奨
4つの使用パターン別：最適なオイル選択ガイド
パターン1: 日常通勤メイン
推奨: カストロールエッジ
理由: コスパ◎、入手性◎、性能十分
パターン2: スポーツ走行・サーキット利用
推奨: モービル1（入手可能なら）
理由: 高温での安定性がやや上位
パターン3: コスト重視
推奨: カストロールエッジ
理由: 年間約2,600円の節約（年2回交換の場合）
パターン4: ブランド重視・高級感
推奨: モービル1
理由: 「化学合成油の代名詞」的な価値
2025年現在の現実的な結論｜モービル1とカストロール どっちがいい？
現在の状況を総合的に判断すると、カストロールエッジを選ぶのが最も賢明です。
その理由は：
- 入手性: 確実に購入できる
- 価格: モービル1より25%安い
- 性能: 日常使用では差を感じない
- 将来性: 安定した供給体制
モービル1への憧れは理解できます。私も長年愛用していましたから。でも、「手に入らない高性能オイル」より「確実に手に入る高品質オイル」を選ぶ方が、愛車にとって良いのではないでしょうか。
FAQ: よくある質問と回答｜モービル1とカストロール どっちがいい？
Q1: モービル1からカストロールに変えても大丈夫？
A: 問題ありません。
私も実際に切り替えましたが、エンジンへの悪影響は一切ありませんでした。
Q2: 価格差を考えるとカストロールで十分？
A: はい。
年間2,600円の差額を考えると、カストロールで十分すぎる性能です。
Q3: モービル1の欠品はいつ解消される？
A: 公式な発表はありませんが、2025年中の正常化は厳しいとの業界情報があります。
Q4: 軽自動車にはどちらがおすすめ？
A: カストロールMAGNATECシリーズをおすすめします。頻繁なエンジン始動に適しています。
Q5: 本当に性能差はないの？
A: サーキット走行など極限状態では差が出る可能性がありますが、一般道では体感できませんでした。
最終的な選択は、あなたの価値観次第です。
ただし、私の3年間の実体験から言えることは、「現在の状況下では、カストロールエッジが最も現実的で賢い選択」ということです。
愛車のエンジンを守ることが最優先。そのためには、確実に手に入る高品質オイルを選ぶべきだと思います。
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