ハリアーナイトシェードとは？特別装備とこだわりのブラック加飾

ハリアーナイトシェードとは？漆黒の魅力を持つ特別仕様車

トヨタから2025年6月11日に発表された「ハリアーナイトシェード」。

その名の通り、ブラックの外装パーツによる艶やかさと上質感を演出した特別仕様車です。通常のハリアーとは一線を画す精悍な外観で、SUV愛好家から熱い視線を集めています。

「SUVこそ、美しくあれ」というハリアーの哲学に、さらなる黒の格好良さを追求したモデルとして登場しました。

どれほど黒にこだわったのか？通常モデルと何が違うのか？そして、その魅力はどこにあるのか？

この記事では、ハリアーナイトシェードの特徴や魅力を徹底検証していきます。黒の持つ力強さと気品を極限まで追求した特別仕様車の全貌に迫ります。

ハリアーナイトシェードの基本情報

まずは、ハリアーナイトシェードの基本情報をおさえておきましょう。

ハリアーナイトシェードは、「Z”Night Shade”」と「Z”Leather Package・Night Shade”」という2つのグレードで展開されています。どちらもハイブリッド車のみの設定で、駆動方式は2WDと4WD（E-Four）から選べます。

ベース車両はハイブリッドの「Z」グレードと「Z”Leather Package”」グレード。それぞれに「Night Shade」の特別装備を追加した形となっています。

価格は、Z”Night Shade”が2WDで4,870,800円、4WDで5,098,000円。Z”Leather Package・Night Shade”が2WDで5,190,900円、4WDで5,419,000円となっています（いずれもベースモデルから10万100円アップ）。

選べるボディカラーは3色のみ。「プレシャスブラックパール」「ブラック」「プラチナホワイトパールマイカ」という限定されたカラーバリエーションとなっています。

内装色は「ブラック」の1色のみ。シート表皮は、Z”Night Shade”が「ファブリック+合皮」、Z”Leather Package・Night Shade”が「本革」となっています。

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ナイトシェードの特別装備とこだわりのブラック加飾

ハリアーナイトシェードの魅力は、なんといってもブラック加飾にあります。

通常モデルとの最大の違いは、随所に施された専用のブラック加飾パーツです。その特別装備を詳しく見ていきましょう。

外装の特別装備

フロントビューでは、フロントアッパーグリルにブラックメタリック塗装を施し、フロントロアグリルとフロントバンパーロアには艶あり黒塗装を採用。

サイドビューでは、ロッカーモールに艶あり黒塗装を採用し、19インチアルミホイールもブラック塗装となっています。

リアビューでは、リヤバンパーロアに艶あり黒塗装を施し、車名エンブレムとカーボンニュートラルバッジもブラック塗装に。

さらに、プロジェクター式LEDヘッドランプはダーク仕様となり、ブラックレフを採用することで、より精悍な印象を演出しています。

これらのブラック加飾パーツが一体となって、漆黒の存在感を放つ特別な一台に仕上がっています。

内装と装備の特徴

内装は、黒を基調としたシックで落ち着いた空間となっています。

Z”Leather Package・Night Shade”では、ディスプレイオーディオPlus（12.3インチ）や置くだけ充電などの便利な装備も標準で搭載。

デジタルキーも標準装備となっており、スマートフォンをキーとして使用できる利便性の高い機能も備えています。

通常モデルでオプション扱いとなる装備が標準化されており、コストパフォーマンスの面でも優れていると言えるでしょう。

ハリアーナイトシェードの魅力

ハリアーナイトシェードの魅力は、単にブラックパーツを追加しただけではありません。

その魅力を掘り下げて検証していきましょう。

黒が生み出す高級感と存在感

ブラックという色は、古くから高級感や格式の象徴とされてきました。

ハリアーナイトシェードは、さまざまな「黒」の表情を使い分けることで、単調になりがちな黒の世界に奥行きと立体感を与えています。ブラックメタリック塗装、艶あり黒塗装、ダーク仕様のヘッドランプなど、異なる質感の黒を組み合わせることで、見る角度や光の当たり方によって表情が変わる、奥深い魅力を持っているのです。

特にボディカラーが「プレシャスブラックパール」の場合、ボディ全体が漆黒に包まれ、まさに「ナイトシェード（夜の影）」の名にふさわしい、夜を纏ったような存在感を放ちます。

一方、「プラチナホワイトパールマイカ」との組み合わせでは、白いボディに黒いアクセントが映え、モノトーンの洗練された印象に。どちらも異なる魅力を持ちながら、共通するのは「格好良さ」という価値です。

アメリカンスタイルを日本で楽しむ

実は「ナイトシェード」というスタイルは、アメリカでは定番の仕様なのです。

アメリカではトヨタの「カムリ」や「ハイランダー」、「シエナ」などにも設定されており、フロントグリルやドアハンドル、アルミホイール、エンブレムなどをブラック系にすることで引き締まった印象に仕上げるというスタイルが人気を集めています。

日本では馴染みが薄かったこのスタイルを、ハリアーという日本の人気SUVで楽しめるようになったことは、新たな選択肢として注目に値します。

アメリカンテイストを取り入れながらも、日本の美意識や品質感を大切にした、グローバルとローカルが融合した特別仕様車と言えるでしょう。

通常モデルとの違いを徹底比較

「結局、通常のハリアーと何が違うの？」

そんな疑問にお答えするために、ハリアーナイトシェードと通常モデルの違いを詳しく比較してみましょう。

外装の違い

ハリアーナイトシェードと通常モデルの最大の違いは、以下の7点の特別装備です：

フロントアッパーグリル（ブラックメタリック塗装）
フロントロアグリル（艶あり黒塗装）
フロントバンパーロア（艶あり黒塗装）
ロッカーモール（艶あり黒塗装）
リヤバンパーロア（艶あり黒塗装）
225/55R19タイヤ＆19×7Jアルミホイール（ブラック塗装）
車名エンブレム・カーボンニュートラルバッジ（ブラック塗装）

また、プロジェクター式LEDヘッドランプがダーク仕様となり、ブラックレフを採用していることも大きな違いです。

これらの特別装備により、通常モデルよりも引き締まった印象と高級感が演出されています。

価格と装備の違い

価格面では、ナイトシェードは通常モデルに比べて10万100円高く設定されています。
具体的には、Z”Night Shade”が2WDで487万800円、4WDで509万8,000円、Z”Leather Package・Night Shade”が2WDで519万900円、4WDで541万9,000円となっています。

この価格差に対して、上記の特別装備が追加されるだけでなく、Z”Leather Package・Night Shade”には「置くだけ充電」や「デジタルキー」などの便利な機能も標準装備されています。

通常モデルではオプション扱いとなる装備が標準化されており、単純な価格差以上の価値があると言えるでしょう。

さらに、2025年6月の一部改良で導入されたToyota Safety Senseの強化版やプロアクティブドライビングアシストなど、最新の安全装備も搭載しています。

ハリアーナイトシェードの納期情報

特別仕様車を検討する際に気になるのが納期ではないでしょうか。

2025年7月現在のハリアーナイトシェードの納期情報をお伝えします。

現在の納期状況

2025年6月の発売開始時点での納期目安は、最短で2〜3ヶ月、人気カラーや特定グレードでは半年を超える可能性もあります。

特に「プレシャスブラックパール」は人気が高く、納期が長くなる傾向にあるようです。

ただし、納期は地域やディーラーによって大きく異なります。都市部の大型店舗では比較的早く納車できるケースもあれば、地方では在庫確保に時間がかかるケースも見られます。

どうしても早く手に入れたい方は、複数のディーラーに問い合わせることをおすすめします。中には展示車や試乗車として既に確保している店舗もあり、キャンセル車を狙うという手もあります。

納期を左右する要因

納期に影響する主な要因は以下の通りです：

選択するグレード（Z”Leather Package・Night Shade”は納期が長くなる傾向）
選択するボディカラー（人気色は納期が長くなる）
駆動方式（E-Fourは納期が長くなる場合がある）
注文のタイミング（発売直後は特に混雑）
地域やディーラーの在庫状況

早期に入手したい場合は、比較的納期の短い組み合わせを選ぶか、キャンセル車や展示車の購入を検討するとよいでしょう。

ハリアーナイトシェードのオーナーの声と評価

実際にハリアーナイトシェードを手に入れたオーナーたちは、どのような評価をしているのでしょうか。

SNSなどに寄せられた声を集めてみました。

デザインと外観への評価

「黒仕様イイね」「ナイトシェードシブい！」など、特別仕様車のデザインに対する好意的な反応が多く見られます。

特にブラックパーツによる引き締まった印象や、精悍な表情に対する評価が高いようです。

「昼と夜で印象が変わる」「角度によって違う表情を見せる」など、さまざまな黒の表情を楽しむオーナーも多いようです。

一方で「Sグレードがなくなったのは残念」「価格帯が上がった」という声も。以前あった最廉価グレードの「S」が廃止されたことで、エントリー価格が上がったことを惜しむ声も見られます。

走行性能と快適性への評価

走行性能については、基本的に通常モデルと変わらないため、ハリアーの持つ「力強さとダイレクト感を追求した走り」「のびやかな加速と優れた操縦安定性」が評価されています。

内装の快適性や質感の高さも好評で、特にZ”Leather Package・Night Shade”の本革シートの質感や、置くだけ充電などの便利な装備が日常使いの満足度を高めているようです。

「黒い外観に合わせて内装も黒で統一されているのが良い」という声も多く、外装と内装の一体感が高級感を演出している点も評価されています。

ハリアーナイトシェードの選び方と注意点

ハリアーナイトシェードを検討している方に向けて、選び方のポイントと注意点をまとめました。

グレード選びのポイント

ハリアーナイトシェードには、「Z”Night Shade”」と「Z”Leather Package・Night Shade”」の2グレードがあります。

主な違いは以下の通りです：

シート表皮：Z”Night Shade”は「ファブリック+合皮」、Z”Leather Package・Night Shade”は「本革」
装備：Z”Leather Package・Night Shade”には「置くだけ充電」「デジタルキー」などが標準装備
価格差：約32万円（2WD同士の比較）

予算と優先する装備を考慮して選ぶとよいでしょう。本革シートにこだわりがあり、便利な装備も欲しい方はZ”Leather Package・Night Shade”がおすすめです。

ボディカラー選びのポイント

ボディカラーは「プレシャスブラックパール」「ブラック」「プラチナホワイトパールマイカ」の3色から選べます。

「プレシャスブラックパール」は特別な深みと輝きを持つ黒で、ナイトシェードの名にふさわしい漆黒の存在感を楽しめます（メーカーオプション：55,000円）。

「ブラック」はスタンダードな黒で、メンテナンス性にも優れています（標準色）。

「プラチナホワイトパールマイカ」は白いボディに黒いアクセントが映えるコントラストを楽しめます（メーカーオプション：38,500円）。ただし、この色を選択した場合、ドアウインドゥフレームにはブラックアウトテープが同時装着されます。

なお、「プレシャスブラックパール」は人気が高く、納期が長くなる傾向があるので注意が必要です。

購入時の注意点

ハリアーナイトシェードを購入する際の注意点は以下の通りです：

納期の確認：人気グレードや人気カラーは納期が長くなる可能性があります
メーカーオプションの確認：ボディカラーによってはメーカーオプション費用が発生します
維持費の確認：ブラックボディは汚れや傷が目立ちやすいため、メンテナンス費用を考慮しましょう
試乗の実施：可能であれば実際に試乗して、乗り心地や視界などを確認することをおすすめします

また、特別仕様車は限定生産の場合もあるため、購入を検討している方は早めに動くことをおすすめします。

まとめ：ハリアーナイトシェードの魅力

ハリアーナイトシェードは、単なるブラックエディションではなく、さまざまな「黒」の表情を使い分けることで奥行きと立体感を生み出した特別仕様車です。

フロントグリルやバンパー、ホイール、エンブレムなど随所にブラック加飾が施され、まるで「タキシードをまとったSUV」とも言える洗練された印象を与えます。

アメリカでは定番となっている「ナイトシェード」というスタイルを、日本の人気SUVであるハリアーで楽しめるようになったことは、新たな選択肢として注目に値します。

価格は通常モデルより10万100円高くなりますが、それに見合った特別装備と存在感を手に入れることができます。

選べるボディカラーは3色のみと限定されていますが、それぞれが異なる魅力を持ち、特に「プレシャスブラックパール」との組み合わせでは、その名にふさわしい漆黒の存在感を楽しむことができます。

納期は人気グレードや人気カラーで長くなる傾向がありますが、それだけ多くの人に支持されている証とも言えるでしょう。

黒の持つ力強さと気品を極限まで追求したハリアーナイトシェード。その漆黒の魅力に惹かれる方は、ぜひディーラーで実車をご覧になることをおすすめします。

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