ポルシェ購入の全費用公開｜本体価格+諸経費で実際にいくらかかったか【経験者が解説】 -ポルシェの本体価格：モデル別比較

ポルシェ購入の全費用公開｜本体価格+諸経費で実際にいくらかかったか【経験者が解説】

ポルシェディーラーショップの外観

「ポルシェを買いたいけど、実際のところ全部でいくらかかるんだろう？」

そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。カタログには本体価格しか載っていませんし、ディーラーに行っても諸経費の詳細を聞くまでは具体的な総額が見えてきません。

この記事では、実際にポルシェを購入した経験者として、本体価格から諸経費、そして納車後にかかる維持費まで、リアルな金額を包み隠さず公開します。夢のポルシェ購入を考えている方にとって、予算計画の立て方から資金準備まで、具体的な道筋が見えてくるでしょう。

まずは、ポルシェの主要モデルの本体価格から見ていきましょう。2023年現在の日本での新車価格（消費税込み）の目安は以下の通りです：

ただし、これらはあくまでベース価格。実際には、ほとんどの購入者がオプションを追加するため、最終的な車両価格はこれよりも高くなります。私の場合、911カレラを購入した際、200万円以上のオプションを追加しました。

ポルシェといえば、オプションの豊富さと高額さで有名です。特に注意すべきは、他のメーカーでは標準装備になっているものが、ポルシェではオプション扱いになっていることがあるという点。

私が特に驚いたのは以下のオプション価格です：

実際に私が911を購入した際は、当初予定していた予算を大幅に超過してしまいました。「これがあれば完璧」と思えるオプションが次から次へと出てくるためです。ポルシェのコンフィギュレーターで遊んでいるうちに、あっという間に数百万円のオプションが追加されていたという話はオーナー間ではよくある笑い話です。

本体価格に加えて必ず発生するのが諸経費です。これが意外と高額で、購入を検討している多くの方が見落としがちなポイントになります。

私が911カレラ（本体価格約1,700万円）を購入した際の税金関連費用は以下の通りでした：

特に取得税と環境性能割は排気量や価格に応じて高額になるため、高級車であるポルシェでは相当な出費になります。また、消費税は本体価格とオプション価格の合計に対して10%かかりますので、これだけでも200万円近くになることも珍しくありません。

登録関連の費用は比較的小額ですが、以下のような費用が発生します：

これらは地域によって若干異なりますが、合計で3〜5万円程度と考えておくと良いでしょう。

ポルシェの任意保険料は、車の価格が高いため一般的な国産車と比較して非常に高額になります。私の場合、以下のような費用がかかりました：

特に注目すべきは任意保険です。ポルシェのような高額車の場合、車両保険の保険料は非常に高くなります。しかし、万が一の事故の際のことを考えると、車両保険は必須と言えるでしょう。私の知人は車両保険なしで運転していたところ、軽微な接触事故で修理費が100万円を超えてしまい、後悔したと話していました。

ポルシェ

ポルシェの納車までの期間は、モデルや仕様によって大きく異なります。私の911カレラの場合は、オーダーから納車まで約9ヶ月かかりました。友人のケイマンは6ヶ月、別の知人のタイカンは1年以上待ったという例もあります。

特に人気モデルや限定モデルの場合、生産枠の確保が難しく、予想以上に待たされることがあります。これは高い需要と限られた生産能力によるものです。

納車を待つ期間は、ポルシェオーナーとしての心構えや知識を深める絶好の機会です。私が実践して良かったことは以下の通りです：

また、この期間中に保管場所（ガレージ）の整備や、必要なアクセサリー（カーカバーやメンテナンス用品）の準備をしておくと、納車後にすぐに快適なオーナーライフを始められます。

それでは、私が実際に支払った911カレラ購入時の総額を詳細に公開します。これから購入を考えている方の参考になれば幸いです。

911カレラベース車両価格：1,700万円
追加オプション合計：220万円
- スポーツクロノパッケージ：38万円
- スポーツエグゾースト：32万円
- スポーツシート（18WAY電動調整）：45万円
- PDLSプラスヘッドライト：28万円
- カーボンインテリアパッケージ：52万円
- その他オプション：25万円
消費税（10%）：192万円