意外と知らない!ポルシェ認定中古車の落とし穴
「ポルシェの認定中古車なら安心して購入できる」
そう思っていませんか?
確かにポルシェの認定中古車は厳しい審査基準をクリアした高品質な車両です。しかし、実はその魅力の裏に隠れた「落とし穴」があることをご存知でしょうか。高級輸入車を購入する際、知っておくべき重要なポイントがいくつも存在します。
私自身、輸入車販売の現場で数多くのお客様が「認定中古車だから」と安心して購入したものの、後になって「こんなはずじゃなかった」と感じるケースを見てきました。
ポルシェ認定中古車の基本と厳しい審査基準

ポルシェ認定中古車の厳格な111項目点検の様子
まずは、ポルシェの認定中古車とはどのようなものなのか、基本から理解しておきましょう。
ポルシェの認定中古車は、ポルシェAGが「中古車でも新車保証と同等の保証を行う」という手厚さが最大の魅力です。しかし、その称号を得るためには、いくつもの厳しい条件をクリアしなければなりません。
認定中古車として認められるための条件は以下の通りです。
-
初年度登録から9年以内の車両であること
-
走行距離が200,000km以内で改造されていないこと
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点検・整備履歴・車歴の確認が明確にできること
-
法定点検・修理作業を正規販売店で受けていること
-
111項目の基準リストによる点検をクリアしていること
これらすべての条件をクリアして、ようやく「ポルシェ認定中古車」として販売できるようになります。新車に近い状態で購入でき、購入後も新車同様のフォローが受けられるのが最大の魅力といえるでしょう。
しかし、この厳しい基準があるからこそ、認定中古車は一般の中古車よりも高額になります。この価格差が、後ほど説明する「落とし穴」の一つになり得るのです。
111項目の点検とは具体的に何をチェックするのか?
「111項目の点検」と聞くと非常に厳格なイメージがありますが、具体的には何をチェックしているのでしょうか?
この点検では、エンジン、トランスミッション、電装系統、足回り、ボディ、内装など車両のあらゆる部分を細かくチェックします。単なる外観チェックではなく、専用の診断機器を使った電子制御システムの診断や、実際に試乗してのドライビングフィールの確認まで行われます。
例えば、エンジンオイルの漏れやブレーキパッドの残量、サスペンションの状態、エアコンの冷却性能など、普段使用する上で重要な項目はもちろん、将来的に問題が発生しそうな箇所まで徹底的にチェックされるのです。
どうですか?ここまで厳しくチェックされると、安心感が違いますよね。
認定中古車購入の最大のメリット「保証制度」
ポルシェ認定中古車の最大の魅力は、購入後の手厚い保証制度です。
一般的な中古車では購入後のトラブルは基本的に自己責任となりますが、ポルシェの認定中古車には「ポルシェ・アプルーブド保証」と「ポルシェ アシスタンス」という2つの特典が付いてきます。これらは購入後の安心感を大きく高めてくれるものです。

ポルシェ・アプルーブド保証書と安心のサポート体制
ポルシェ・アプルーブド保証の詳細
ポルシェ・アプルーブド保証は、初年度登録から最大15年間も保証が延長できるという驚異的な内容です。一般的な中古車保証と比べると、その充実ぶりに驚くはずです。
具体的な保証内容は以下の通りです。
-
全世界で有効かつすべてのポルシェ販売店で適用される
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すべてのコンポーネントに対する修理費用の負担なし
-
保証期間中は走行距離無制限で保証が受けられる
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12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月の延長が可能
-
ポルシェの純正部品のみを使用
-
車を売却しても保証は継続される
特に注目すべきは「すべてのコンポーネントに対する修理費用の負担なし」という点です。高級輸入車の修理費用は国産車と比べて非常に高額になりがちですが、この保証があれば突然の高額修理に悩まされる心配がありません。
また、「車を売却しても保証は継続される」という点も見逃せません。これにより、中古車特有の「購入後すぐに故障したらどうしよう」という不安を大きく軽減してくれます。
ポルシェ アシスタンスで万が一の時も安心
もう一つの特典「ポルシェ アシスタンス」は、万が一の故障や事故の際に心強い味方となってくれます。
具体的なサービス内容は以下の通りです。
-
車両レッカー移動(50kmまで無料)
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宿泊施設の提供(車が12時間以上使用不能の場合に1人20,000円以内)
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代替交通手段の手配(移動が必要な場合の交通費30,000円まで)
-
電話での応急処置と対処方法のレクチャー
高級車に乗っていると「故障したらどうしよう」という不安がつきものですが、このサービスがあれば遠出の際も安心です。例えば、旅行先で車が故障してしまった場合でも、宿泊費や代替交通手段まで手配してくれるのは非常に心強いですね。
これらの保証やサービスは、認定中古車だからこそ受けられる特典です。一般の中古車では、このような手厚いアフターサポートを受けることはできません。
意外と知らない!認定中古車の「落とし穴」

ポルシェ認定中古車の価格表と一般中古車との比較
ここまで読むと「ポルシェの認定中古車は完璧じゃないか!」と思われるかもしれません。
確かに品質面や保証内容は素晴らしいのですが、実は知っておくべき「落とし穴」がいくつか存在します。これから購入を検討されている方は、ぜひ以下のポイントを頭に入れておいてください。
割高な価格設定
認定中古車の最大の落とし穴は「価格」です。同じモデル、同じ年式、同じ走行距離の一般中古車と比較すると、認定中古車は明らかに高額になります。
この価格差は、111項目の点検や整備費用、そして手厚い保証の対価と考えることもできますが、時に100万円以上の差が生じることもあります。この追加コストが本当に見合うのかは、個人の価値観やニーズによって大きく変わってきます。
例えば、911カレラの場合、認定中古車と一般中古車では数百万円の価格差が生じることも珍しくありません。この差額があれば、より上位グレードや新しい年式の一般中古車を選ぶことも可能です。
あなたにとって「安心感」がどれだけの価値があるのか、しっかり考えてみる必要があるでしょう。
選択肢の少なさ
認定中古車は厳しい基準をクリアした車両のみが対象となるため、必然的に選択肢が限られてしまいます。
特に人気モデルや希少なカラー・オプションを希望する場合、認定中古車の中から理想の1台を見つけるのは容易ではありません。また、初年度登録から9年以上経過した車両は、どれだけ状態が良くても認定中古車の対象外となります。
往年の名車や特別なモデルを狙っている方にとっては、認定中古車の枠組みでは選択肢が極端に少なくなってしまうのです。
「理想の1台」と「認定中古車の安心感」、どちらを優先するかは大きな判断ポイントになります。
過剰な安心感による油断
「認定中古車だから安心」という考えが、かえって油断を生む場合があります。
認定中古車といえども中古車である以上、新車とは異なる点があります。前オーナーの使用状況や整備履歴、車両の個体差など、目に見えない部分で差が生じていることは避けられません。
私が実際に見てきた例では、認定中古車を購入したお客様が「安心だから」と定期点検をおろそかにし、結果的に大きなトラブルに発展してしまったケースもありました。
どんなに優れた車でも、適切なメンテナンスは不可欠です。認定中古車だからといって、その点を軽視するのは危険です。
ポルシェ認定中古車の賢い選び方
認定中古車の落とし穴を理解した上で、それでも認定中古車を選ぶなら、賢い選び方を知っておくことが重要です。
ポルシェの認定中古車は種類が豊富です。あなたの予算や目的に合った1台を見つけるためのポイントを見ていきましょう。

さまざまなボディタイプのポルシェ車種
予算で選ぶ
認定中古車でも、モデルや年式によって価格帯は大きく異なります。一般的に価格が抑えめなのは、年式が古いモデルとSUVタイプの車種です。
例えば、カイエンは2022年8月時点で300万~570万円程度で購入可能です。同じくSUVのマカンは比較的新しいモデルのため480万~1,200万円とやや高めですが、それでも911シリーズと比べると入手しやすい価格帯といえるでしょう。
パナメーラも300万~630万円程度と、ポルシェの中では比較的手が届きやすい価格帯です。スポーツカーではケイマンが350万~550万円、ボクスターが500万~600万円程度で、911カレラの700万〜1,300万円と比べると予算的にハードルが低くなります。
予算に合わせて車種を選ぶことで、無理なく憧れのポルシェオーナーになることができます。
ボディタイプで選ぶ
ポルシェには様々なボディタイプがあり、それぞれに異なる魅力があります。
クーペタイプは、コンパクトながらボディの剛性が高く、ポルシェらしいダイナミックなドライビングを楽しめます。代表的なモデルは911カレラやケイマンです。
オープンタイプには「カブリオレ」と「タルガ」があります。カブリオレはソフトトップ、タルガは電動ハードトップを採用しており、開放感あふれるドライビングを楽しめます。ボクスターや911カレラカブリオレなどが該当します。
SUVタイプは、マカンやカイエンが代表格です。ポルシェらしいスポーティな走りと実用性を両立させており、ファミリーユースにも適しています。
グランツーリスモは、長距離走行でも快適に過ごせる高い静粛性と乗り心地を特徴としています。パナメーラがこのカテゴリーに該当します。
スポーツツーリスモは、スポーティなステーションワゴンタイプで、パナメーラ スポーツツーリスモがこれにあたります。広いラゲッジスペースと走行性能を両立させた実用的なモデルです。
あなたのライフスタイルや用途に合ったボディタイプを選ぶことが、長く愛車として付き合っていくためのポイントになります。
利用目的で選ぶ
ポルシェを購入する目的によっても、最適なモデルは変わってきます。
ポルシェの定番モデルに乗りたいなら、911カレラとボクスターがおすすめです。特に911カレラは、ポルシェのアイコン的存在であり、そのデザインと走りはポルシェの真髄を体現しています。
最新のテクノロジーを楽しみたいなら、981型ケイマンや最新世代の911カレラがおすすめです。最新モデルほど先進的な電子制御システムや安全装備が充実しています。
往年の名車に乗りたいなら、1984年~1989年式の911カレラや911カレラ2を検討してみてはいかがでしょうか。これらのモデルは、現代の車とは一線を画すアナログ感覚のドライビングを楽しめます。ただし、認定中古車の条件である「初年度登録から9年以内」を超えているため、一般中古車市場での探索が必要になります。
日常使いを重視するなら、マカンやカイエンなどのSUVモデルが適しています。荷室の広さや乗り降りのしやすさなど、実用面での優位性が高いです。
あなたがポルシェに何を求めるかによって、最適な選択肢は変わってきます。
認定中古車以外のポルシェを選ぶ際の注意点
認定中古車の「落とし穴」を理解した上で、一般の中古車市場からポルシェを探すという選択肢もあります。しかし、その場合は以下の点に特に注意が必要です。
車両状態の徹底確認
認定中古車ではない場合、車両の状態確認は購入者自身の責任でより慎重に行う必要があります。
具体的には、以下のようなポイントをチェックしましょう。
-
ドアの開閉音に違和感がないか
-
エンジン始動時の音や振動に異常がないか
-
車内に異臭がないか
-
各種電装品が正常に作動するか
-
タイヤやブレーキの摩耗状態
-
ボディの塗装状態や小さな損傷
これらのチェックポイントで少しでも違和感を感じたら、販売店のスタッフに質問してみましょう。納得のいく説明や対応策を提示してくれるかどうかで、その販売店の信頼性も判断できます。
「この小さな違和感が、後々大きなトラブルになるかもしれない」
そんな不安を感じたら、その車両の購入は見送ることも選択肢の一つです。他にも良い車両は必ず見つかります。
チューニングカーへの注意
ポルシェはそのままでも十分に高性能なクルマですが、さらなるパフォーマンスを求めてチューニングされている車両も少なくありません。
純正オプション以外の改造が施されている車両は、バランスが崩れて予期せぬトラブルが発生するリスクがあります。特に素性の分からないチューニングパーツが使用されている場合は要注意です。
ただし、RUFのようなポルシェをベースに専門的な開発を行ってきた実績あるチューナーのキットであれば、リスクは比較的低いと言えるでしょう。
チューニングの内容については販売店で確認できますが、販売店側に開示義務はないため、積極的に質問することが重要です。「どのようなチューニングが施されているか」「それによってどのような影響があるか」をしっかり確認しましょう。
安易な格安車両購入を避ける
「破格の値段でポルシェが手に入る!」
そんな誘惑的な広告を見かけることがありますが、安すぎる車両には必ず理由があります。
整備や点検を省いて安い価格を実現している場合、購入後に必要となる点検・整備費用を考えると、結果的に高くつくことも少なくありません。
特にポルシェのような高級輸入車は、部品代や工賃が国産車と比べて高額になりがちです。「安く買えた」という喜びが、後々の高額修理費用で台無しになってしまうケースを何度も見てきました。
価格があまりにも相場と乖離している場合は、車両の状態を特に慎重に確認するとともに、購入後に必要となる可能性のある整備費用についても販売店に確認しておくことをおすすめします。
ポルシェ各モデルの特徴と費用相場
ポルシェの認定中古車を検討する際、各モデルの特徴と費用相場を知っておくことは非常に重要です。ここでは、主要モデルの特徴と2022年8月時点での相場を紹介します。
ケイマン(350万~550万円)
ケイマンは、ボクスターのクーペ版として誕生した2人乗りミッドシップスポーツカーです。
最大の魅力は、そのダイナミックなドライビングフィールです。重心が低く設計されており、コーナリングの安定感は抜群。ハンドリングの正確さとレスポンスの良さは、多くのドライバーを魅了しています。
718ケイマンの最高速度は275km/h、出力は220kW/300PSと、日常使いには十分すぎるほどのパフォーマンスを持っています。サイズは車幅1,800mm、全長4,385mm、全高1,295mmとコンパクトながら存在感のあるプロポーションです。
価格帯は比較的手頃で、認定中古車でも350万~550万円程度で購入可能です。ポルシェオーナーデビューにもおすすめのモデルと言えるでしょう。
マカン(480万~1,200万円)
マカンは、ポルシェが展開するコンパクトSUVです。スポーツカーとしての走行性能と、SUVとしての実用性を高次元で両立させています。
外観はダイナミックでパワフルなデザインが特徴で、一目でポルシェと分かる存在感があります。走行性能も特筆すべきもので、SUVながらスポーツカー顔負けのハンドリングと加速性能を持っています。
マカンの最高速度は227km/h、出力は185kW/252PSです。サイズは車幅1,925mm、全長4,695mm、全高1,624mmと、都市部での取り回しやすさと室内空間の広さを両立しています。
価格帯は480万~1,200万円と幅広く、グレードや年式によって大きく変動します。ポルシェらしい走りを楽しみつつ、日常の実用性も求める方に最適なモデルです。
911カレラ(700万〜1,300万円)
911カレラは、ポルシェを代表する象徴的なスポーツカーです。1963年の初代モデル発売以来、基本的なデザインコンセプトを守りながらも、常に最新技術を取り入れて進化を続けています。
最新の第8世代モデルは、伝統的なシルエットを継承しながらも、より洗練されたデザインと先進的な技術を融合させています。ツインターボエンジンによるダイレクトなレスポンスと圧倒的な加速性能は、多くのドライバーを魅了しています。
911カレラの最高速度は293km/h、出力は283kW/385PSと、サーキット走行も楽しめる高いパフォーマンスを持っています。サイズは車幅1,852mm、全長4,519mm、全高1,298mmと、スポーツカーらしいローフォルムが特徴です。
価格帯は700万〜1,300万円と、ポルシェの中でも高価格帯に位置しています。しかし、その走行性能とブランド価値を考えれば、多くのポルシェファンが憧れる理由が理解できるでしょう。
ボクスター(500万~600万円)
ボクスターは、ポルシェのエントリーモデルとして人気のあるオープン2シーターです。ミッドシップエンジンレイアウトを採用し、優れたハンドリングと走行安定性を実現しています。
折りたたみ式の電動ソフトトップを装備しており、わずか数秒で開閉可能。オープンエアでの爽快なドライビングを楽しめます。空力特性を考慮したフラットなデザインも特徴的です。
718ボクスターの最高速度は275km/h、出力は220kW/300PSと、十分なパフォーマンスを持っています。サイズは車幅1,280mm、全長4,385mm、全高1,280mmとコンパクトで取り回しやすいボディサイズです。
価格帯は500万~600万円程度で、オープンカーならではの魅力を持ちながらも、比較的手が届きやすい価格帯に位置しています。
カイエン(300万~570万円)
カイエンは、ポルシェ初のSUVとして2002年に登場し、現在は3世代目となっています。5ドアSUVながら、ポルシェらしいスポーティなデザインと走行性能を持ち合わせています。
パワフルかつ効率的なエンジンを搭載し、SUVとは思えない俊敏な走りを実現。同時に、オフロード走行も可能な高い走破性も備えています。室内は広々としており、家族での使用にも適しています。
カイエンの最高速度は245km/h、出力は250kW/340PSと、大柄なボディながら高いパフォーマンスを持っています。サイズは車幅1,985mm、全長4,920mm、全高1,695mmと、堂々としたプロポーションです。
価格帯は300万~570万円程度と、ポルシェの中では比較的手頃な価格で購入できるモデルです。実用性と走行性能を両立させたSUVを求める方におすすめです。
パナメーラ(300万~630万円)
パナメーラは、ポルシェが展開する4ドアラグジュアリーサルーンです。「世界最速のラグジュアリーサルーン」を謳い、高級セダンの快適性とスポーツカーの走行性能を両立させています。
ダイナミックで威厳のあるエクステリアデザインと、高級感あふれるインテリアが特徴です。後席も十分な広さを確保しており、4人でのロングドライブも快適に楽しめます。
パナメーラの最高速度は264km/h、出力は243kW/330PSと、セダンとしては非常に高いパフォーマンスを持っています。サイズは車幅1,935mm、全長5,050mm、全高1,425mmと、存在感のあるプロポーションです。
価格帯は300万~630万円程度で、高級セダンとしては比較的手頃な価格で購入できるモデルです。ビジネスでの使用からファミリーでのドライブまで、幅広いシーンで活躍します。
認定中古車と一般中古車、どちらを選ぶべきか
ここまでポルシェの認定中古車の特徴と各モデルについて詳しく見てきました。では、実際に購入を検討する際、認定中古車と一般中古車のどちらを選ぶべきなのでしょうか。
結論から言えば、これは個人の価値観やニーズ、そして予算によって大きく変わってきます。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを整理して、あなたに合った選択をサポートします。
認定中古車を選ぶべき人
以下のような方は、認定中古車を選ぶことをおすすめします。
-
初めてポルシェを購入する方
-
故障や不具合に対する不安が大きい方
-
長期間の保有を考えている方
-
メンテナンスの手間や費用を最小限にしたい方
-
予算に余裕がある方
認定中古車は、厳しい基準をクリアした車両のみが選ばれるため、品質面での安心感が違います。また、万が一の故障時も手厚い保証でカバーされるため、予期せぬ出費を抑えることができます。
特に初めてポルシェを購入する方や、輸入車の所有経験が少ない方にとっては、この安心感は非常に大きな価値があるでしょう。
一般中古車を選ぶべき人
一方、以下のような方は一般中古車も検討する価値があります。
-
予算を最優先に考える方
-
特定のモデルやグレード、オプションにこだわりがある方
-
9年以上前の往年の名車を狙っている方
-
自分で整備や点検ができる方、または信頼できる整備工場がある方
-
車両の状態を自分の目で見極める自信がある方
一般中古車は、認定中古車と比べて選択肢が格段に広がります。また、価格面でも大きなアドバンテージがあり、同じ予算でより上位グレードや新しい年式の車両を選べる可能性があります。
ただし、車両の状態確認や購入後のメンテナンスなど、自己責任の部分が大きくなることは覚悟しておく必要があります。
信頼できる販売店選びの重要性
認定中古車と一般中古車、どちらを選ぶにせよ、信頼できる販売店から購入することが何よりも重要です。
例えば、ネクステージのような大手中古車販売店では、認定中古車でなくても徹底的な品質チェックを行っています。仕入れ時、展示前、納車前と段階ごとに品質チェックを実施し、AIS検定に合格したスタッフによる厳格な検査を行っています。
また、公正な第三者機関であるAISやJAAAによる品質鑑定も実施しており、修復歴車やメーター改ざん車は取り扱っていません。このような販売店であれば、認定中古車でなくても高い品質の車両を安心して購入できるでしょう。
価格面でも、日々の市場調査に基づいた適正価格での販売を心がけている販売店を選ぶことで、コストパフォーマンスの高い購入が可能になります。
まとめ:ポルシェ購入の最終判断基準

意外と知らない!ポルシェ認定中古車の落とし穴
ポルシェの認定中古車には、厳しい審査基準と手厚い保証という大きなメリットがある一方で、価格の高さや選択肢の少なさといった「落とし穴」も存在します。
最終的な判断基準として、以下のポイントを考慮してみてください。
-
あなたにとって「安心感」はどれだけの価値があるか
-
予算の許容範囲はどこまでか
-
どのモデルやグレードにこだわりがあるか
-
購入後のメンテナンス体制はどうするか
-
長期保有するか、数年で乗り換える予定か
これらの問いに対する答えを整理することで、あなたにとって最適な選択肢が見えてくるはずです。
ポルシェは、どのモデルを選んでも高い走行性能と所有満足度を得られる素晴らしいクルマです。認定中古車であれ一般中古車であれ、あなたのカーライフを豊かにしてくれることでしょう。
大切なのは、後悔のない選択をすることです。十分な情報収集と比較検討を行い、あなただけの「最高の一台」を見つけてください。
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